元々zs5というのは刺さりが出やすくてほんのちょっとした事で刺さりの有無がコロコロ変わる

walnut v2という中華激安DAPがあって、これはファイル操作ができない代わりにDAP以外に
USBDACLineOUTにつなぐシンプルなポータブルアンプとしても使える
もちろんアンプのオペアンプ交換もできる

このwalnut V2はDAPの場合も音質はこのアンプ部分が支配的なようなので、
PC+USBDAC+ポータブルアンプ+zs5 という再生環境でポータブルアンプを変えた場合の
zs5の音質の変化の比較がこれ:

http://imgur.com/Hh1DpXt

白は理想的なポータブルアンプと見なせるもので、これに対し緑の無改造walnut v2は全体的に
やや高音寄りで150Hzぐらいから下で低域がだらだらと減衰している つまり超低域が抜けている
オペアンプをNE5532PからOPA2134に換装したのが水色で、これで全体的にややフラットになるが
超低域抜けは治らない

超低域の減衰はヘッドホン出力のカップリングコンデンサの容量不足によるものと思われ、コンデンサ
増やすのも一手だけどちょっとメンドクサかったので昔自作した抵抗直列のアッテネータでヘッドホンの
見掛け上のインピーダンスを上げてHPFのカットオフ周波数を下げてみたのが紫と黄色
この程度なら実用上問題ないし、walnutV2+zs5で目立っていた刺さりも気にならないレベルになった

激安価格だしこういうお遊びが楽しい人には良いと思うけど、無改造で相性が良いのはE2000とかなので
無理にオススメはしません

無改造でzs5と相性の良いDAPはXDuoo X2としときます>X3とかX10ではなくて