有機ELの溶液プロセスでは、WOLEDより材料及び部品コストを最大40%まで削減できる
2017年 10月 16日 UBIリサーチ  http://multitask1.seesaa.net/article/454263854.html

>UBI Researchが発刊した『2017 Solution Process OLED Annual Report』によると、大面積OLEDにソリューションプロセス(インクジェット・プリント)工程を導入する場合、
>現在量産に適用している蒸着方式のWRGB工程と比べ、材料及び部品コストの最大40%、約18%以上の製造コストを削減する可能性があると分析した。
>(中略) 特に蒸着材料と同様に青色材料の性能改善で難航してきが、現在は技術開発が進み、蒸着材料に比べ約80%程度の効率と寿命が改善された。

材料部品コストだけでなく、有機EL素材の成膜工程でメートルクラスの大型マザーグラスを処理する真空蒸着釜などが不要になるため設備に関しても
コストダウンが可能になります。
また有機発光材料に関してもすでに赤、緑が蒸着並みの効率になってましたが、青色も蒸着材料の80%と実用域に達してきたようです。
白色WRGBだと発光効率は半分になるので、青材料でも印刷が上回ることになりますね。