3DOFのコントローラーはダメらしい


4Gamer 2018/03/26 13:14
[GDC 2018]RiftとOculus Go間でも対戦できるVRボードゲーム「Catan VR」

説明を受けながらOculus Goでプレイしたのだが,コントローラは3DoFにしか対応していないので,はっきり言って向いてないと思った。
コントローラからビームが出るので,向きを変えてビームを当て,ボタン起動するわけだが,画面の基本位置などは顔の位置であり,顔の向きを変えてターゲットが視界内に入るようにして,手でビームを操作し,さらにボタンを押すという流れになる。

問題は,手元とは違う位置から出るビームをボタンなどに当てるのはまったく直感的ではないということだ。
ややストレスが溜まる。
これならGazeとボタンを組み合わせたほうがスマートだと感じた。
Palmer Luckey氏があれだけコントローラにこだわっていたのに,Oculus VRがいまさらこんなものを出してくるというのは少し悲しい。

これはOculus Goに限ったものではなく,今回のGDCで試したいくつか3DoFのコントローラデバイスを使ってみての印象だが,3DoFではほぼ使いものにならない。
本体部は3DoFでもいいが,コントローラは6DoF必須という感じだ。

全体的な印象としても,モノはなにかといいのだが,操作性の部分で惜しいと思わせるところがある。
価格を下げることを最重視しており,6DoFの実現は簡単ではないのも分かるのだが,コントローラの使わせ方がおかしいところがあるのは間違いない。
3DoFのコントローラはポインティングには適していない。
それはヘッドセットでやればいい。
それを徹底するだけでもかなり変わりそうな気はするのだが。