【DTS】廉価版ホームシアターの実力は?78【5.1CH】
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低価格ホームシアターオーディオのスレです (目安はシステム計15万位まで)
AVアンプ、スピーカー、サブウーファーの購入、セッティング相談、感想などご自由に
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サウンドバー/シアターバー/サウンドベース総合2
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/av/1491094366/
◆予算が15万以上のシステムならこちらへ
【初級中級】ホームシアターAudio 5【10万〜】
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/av/1513611570/
◇プロジェクターや部屋の構築については別途専用スレがありますのでそちらを使って下さい
■相談テンプレート
【予 算】 円
【予定ch数】 ch
【使用用途】 (使用時のch数ではなくソース音源の割合を、2chと5.1/7.1ch合わせて100%から配分)
・(2chステレオ音源) 映画 %、TV 50%、音楽 %、ゲーム % など、↓と合わせて100%
・(5.1/7.1ch音源) 映画 50%、TV %、音楽 %、ゲーム % など、↑と合わせて100%
・(Atmos/DTS:XのBD作品・GAME) 使用する/使用しない
【部屋環境】約 畳、視聴距離 m、一戸建て/マンション/アパート 階
【接続器機】確定***、予定***
【現在のシステム】
【相談内容】
◆前スレ
【DTS】廉価版ホームシアターの実力は?77【5.1CH】
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/av/1491327110/
【DTS】廉価版ホームシアターの実力は?76【5.1CH】
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/av/1480522879/ ◆AVアンプとスピーカーのメーカーについて
AVアンプとスピーカーはそれぞれ技術が別物なので、メーカーを揃える必要は全くありません。
AVアンプは日本のメーカーが得意で世界シェアの大部分を持っていますが、スピーカーは海外メーカーが
世界シェアの大部分を持っています。聞いた事のないメーカーは不安かもしれませんが、
スピーカーは専業メーカーが多いので知らないメーカーでも安心して選んで下さい。
またサブウーファーはメインスピーカーとメーカーを合わせる必要もなく、自由に選んで構いません。
マルチchスピーカーシリーズで、ユニット素材や特性をメインスピーカーに合わせて設計したサブウーファーなら、
音楽再生において多少のメリットはありますが、それ程重要ではありません。
但しメインスピーカーよりかなり下のクラスのサブウーファーを使うと、その影響で全体の音が悪くなります。
別メーカーでも構わないので、なるべくメインスピーカーと同等クラスのサブウーファーをおすすめします。
◆国内メーカーリンク
◇DENON(AVアンプ/スピーカー)
https://www.denon.jp/jp
◇marantz(AVアンプ)
https://www.marantz.jp/jp/
◇ONKYO(AVアンプ/スピーカー)
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/
◇Pioneer(AVアンプ/スピーカー)
http://jp.pioneer-audiovisual.com/
◇SONY(AVアンプ/スピーカー)
http://www.sony.jp/
◇YAMAHA(AVアンプ/スピーカー)
https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/
◇FOSTEX(2chスピーカーとサブウーファー)
https://www.fostex.jp/speaker-system/
◇ECLIPSE(2chスピーカーとサブウーファー)
http://www.eclipse-td.com/products/
◇TEAC(2chスピーカーとサブウーファー)
https://teac.jp/jp/category/speakers ■機器解説
★AVアンプ(AVレシーバー)
TV・BDプレーヤー・ゲーム機・PC・スマホとHDMIや光デジタル、LANで接続し受信した各種フォーマットの音声をデコード
してスピーカーに出力する。同時にHDMIで受信した映像を、HDMI接続したTVやプロジェクターに出力する。
HDオーディオ(DTS-HD MA、Dolby TrueHD、Dolby Atmos、DTS:X、マルチch LPCM)の送受信は、光/同軸デジタル
では無理なので必ずHDMIでの接続が必要。TVのAAC音声はTVとアンプ両方がARC対応なら、TVと繋げた
HDMIケーブル1本で受信可能。どちらかが非対応なら、別途TVから光デジタルかRCAでの接続が必要。
なお、ARCはHDオーディオを送信出来ないので、BDプレーヤーはTVではなくAVアンプに直接接続が必要。
殆どのAVアンプには自動音場補正が付いており、各スピーカーの発音タイミングや音量、周波数特性などを
最適化して、各スピーカーの音に違和感なくサラウンドが楽しめるよう自動的に設定してくれる。
但し、メーカーや上下機種でその機能・能力が異なるので、全てのスピーカーをシリーズで揃えない場合や、
スピーカーレイアウト・部屋の構造が左右・前後非対称な場合は自動音場補正能力の高い機種を選びたい。
必ず付いている機能は、各スピーカーが同じタイミングで聞こえるように距離(遅延時間・ディレイ)の補正。
各スピーカーが同じ音量で聞こえるように音量の補正。低音再生能力を測定し低域成分のSWへの
振り分け基準(クロスオーバー周波数)の設定などです。メーカーや上下機種により異なる機能は各種あり、
スピーカー毎の周波数特性差を補正、部屋の反射音や残響による悪影響を補正、低音のズレを補正、
各種自動補正値を自分で微調整する機能、測定・補正精度が異なるなど様々です。
★AVアンプのチャンネル数について
AVアンプはプリメインアンプと同様に、プリアンプとパワーアンプを一体にしたものです。
Dolby Atmos/DTS:Xで7.1.4chを行うには、プリアンプ機能が11.1ch対応のAVアンプが必要です。
プリ部が11.1ch対応でもパワーアンプが9chなら、別途2chのパワーアンプかプリメインアンプが必要です。
5.1.4chや7.1.2chの場合は、プリアンプ機能が9.1ch以上対応のAVアンプが必要です。
なお7.1chのAVアンプではプリアンプ機能が7.1chのため、サラウンドバックで7.1chか
トップスピーカーで5.1.2chの排他式になります。 ★フロントスピーカー
2chステレオ音源の場合はこのスピーカーだけが使われるので、TVや音楽では最も重要。
5.1/7.1ch映画の場合はBGM、環境音、効果音、左右に移動した人物の台詞に使われる。
よって、可能な限り再生周波数帯域が広いスピーカーが必要となる。
★センタースピーカー
センターchは特別な音が出るわけではなく、フロントの音を分割担当しているにすぎない。
5.1/7.1ch音源では2chステレオ○-----○が、3chステレオ○--○--○になるイメージで5.1/7.1ch映画では
中央部に定位する台詞、効果音、環境音、BGMに使われ、全体の7割以上はこのchから出力されるため
最も重要なスピーカー。前方の音が中心(センター)と左右(フロント)で分離され音が明確になり定位もシャープになる。
5.1ch音楽では中央部の楽器、センターボーカルに使われる。よってフロントと同音質・同音色のスピーカーが必要。
フロントと同じスピーカーを使うのが理想だが普通は置けないので、同シリーズのセンタースピーカーで揃える。
もしフロントとは別シリーズのセンターを使うと、前方の音を左右別々のスピーカーで聴く状態となり違和感や
不快感が出たり、低音質なセンターだと全体の音質低下を招き逆効果になるので注意が必要。
なお、5.1/7.1ch作品を観ないならセンターを導入するメリットは殆どない。
★サブウーファー(SW)
ウーファー(2Way・3Wayスピーカーの低域担当ユニット)とサブウーファー(重低音担当スピーカー)は別物なので注意。
5.1/7.1ch映画ではLFEチャンネルという主に20〜120Hzの低域効果音専用に使われる。
またフロント・センタースピーカーなどが低い周波数を再生出来ない場合、代りにその低音を再生する。
SF・アクション・サスペンス映画ではSWが雰囲気・迫力作りに非常に重要、有無で映画の印象が全然違う。
一般的に大きなスピーカーユニットを使っているほど低い周波数まで再生できるので、
映画で使うなら最低20cm以上、できれば25cm以上が理想。
◇サブウーファーの基本知識 http://homecinema.seesaa.net/article/181457541.html
セット品はコストダウンのためAVアンプにパワーアンプを内蔵し、電源不要のパッシブSWを使っているが、
AVアンプに内蔵のアンプは非力なので、それに使えるパッシブSWの性能は良くない。
だから通常は専用パワーアンプ内蔵のアクティブSWを使う。アクティブSWの電源はAVアンプとは別だが
SWの電源ON/OFFは12Vトリガー端子があればそれで連動可能、なければ連動タップ(電流感知式)で可能。
●連動タップ https://www.sanwa.co.jp/product/oatap/rendo.html ★サラウンド(リア)、サラウンドバック(SB)スピーカー
5.1/7.1ch映画では後方の効果音、残響、音の前後の位置表現、BGMに使われる。
5.1ch音楽のLiveでは主に残響音に使われるが、スタジオ録り作品では各種楽器を割り振る事もある。
サラウンドバックchは特別な音が出るわけではなく、リアの音を分割担当しているにすぎない。
7.1ch作品に収録されてるのはSBで、後方が2chステレオ○-----○から、4chステレオ○-○-○-○
になるイメージで音場がより自然に、よりリアルに感じられる。
よって、リアとSBは同じスピーカーを使うのが望ましいが、後方の音認識はあまり敏感ではないので
フロントとセンターの場合ほどシビアに考えなくても問題は無い、できれば同クラスのスピーカーを推奨。
前方スピーカー(フロント・センター)と後方スピーカー(サラウンド・SB)で、前後のステレオ状態○-----○(←縦回転)
を作っており、これで音の前後位置を表現している。
よって、フロントと同音質・同音色のスピーカーをシリーズで揃えるのがベストだが、フロントより1ランク下のシリーズの
スピーカーを使っても、AVアンプの音場補正機能を使えば、あまり違和感を感じない音に補正出来る。
但し、最近の映画ではBGMをフロント並みにリア・SBでも鳴らす場合が多いので、最低限単独で
音楽が聴ける音質・周波数レンジのスピーカーを使いたい。
★トップスピーカー(Atmos・DTS:Xのトップフロント[TF]、トップミドル[TM]、トップリア[TR])
Dolby Atmos/DTS:Xで使われるスピーカーで、天井に4本又は2本設置する事により立体表現を行う。
Atmos/DTS:Xで作られた音源は、XYZの位置情報データを持っておりAVアンプがリアルタイムレンダリングする。
Z軸が+になっている音は、フロアの7.1chだけではなく天井のトップスピーカーも使い指定位置に音を出す。
フロアの7chと同等音質が望ましいが現実的には使えるスピーカーは限られてくる。トップは小型でも構わないが
ある程度低域も出た方がリアリティーが出る。
★フロントハイト(FH)、リアハイト(RH)、フロントワイド(FW)スピーカー
このスピーカーはDolby PLIIz、DTS Neo:X、シネマDSPという旧規格で使うもので、5.1/7.1/Atmos/DTS:X
などの音源には収録されておらず、他のchから擬似的に作り出した音が出る。
なお、Atmos/DTS:X搭載機では、上記トップスピーカーの代用としてこれらを使う事は可能。 ■サラウンドについて
★コーデック(音源)
・BD(DTS-HD MA 5.1/7.1、Dolby TrueHD 5.1/7.1、Dolby Atmos、DTS:Xなど)
・DVD(Dolby Digital 5.1、DTS Digital Surround 5.1)
・TV(AAC 5.1 ※テレビ番組表にSSマークがある番組のみで主にBS/CS、通常は2ch)
・VOD(Dolby Digital Plus 5.1/7.1、Dolby Digital 5.1、Dolby Atmos)
・PCやゲーム機(LPCM 5.1/7.1、Dolby・DTS 5.1など)
これらには5.1〜7.1ch分の音声が収録(Atmos/DTS:Xの場合はさらにオブジェクト)されており
AVアンプでデコードし各chの音声を取り出す。それをそのまま再生する場合をストレートデコードという。
なおセンター・SW・サラウンド・SB スピーカーが未接続、例えば4.1、5.0、3.1、2.0chのシステムの場合
アンプのスピーカー設定で未接続部分を[無し]にすれば、該当chの音はフロントスピーカー等にMixされる。
★拡張サラウンド(アップミックス)
●Dolby ProLogic II、DTS Neo:6(最大6.1ch)、各社オリジナルモード
5.1chシステムで、2chステレオ音源をAVアンプにより擬似的に5.1chに加工する。
●Dolby ProLogic IIx、DTS Neo:X、DTS Neo:6(最大6.1ch)、各社オリジナルモード
7.1chシステム(SBスピーカー)で、5.1/2ch音源をAVアンプにより擬似的に7.1ch(SBあり)に加工する。
●Dolby ProLogic IIz(最大9.1ch)、DTS Neo:X(最大11.1ch)、Audyssey DSX(最大11.1ch)、各社オリジナルモード
7.1ch以上のシステム(ハイト・ワイド・SBスピーカー)で、7.1/5.1/2ch音源をAVアンプにより
擬似的に7.1ch以上(高さや横方向あり)に加工する。
●Dolby Surround、DTS Neural:X
Dolby Atmos/DTS:X搭載機は過去のPLII系/Neo系を廃止しこの新方式を採用。
2ch/5.1音源を7.1や5.1chに擬似的に加工する。さらにトップスピーカーを設置していれば
2ch/5.1/7.1音源を擬似的に5.1.2〜7.1.4chに加工する。
★バーチャルサラウンド(フロントサラウンド、DTS Virtual:X、各社オリジナルモード)
2.1chや3.1chのシステムでも5.1chシステムで聴いてる感じの音に加工したり、SBやトップが無いのに
有るような音又は高さを感じる音に加工する技術。 ■チャンネル数とスピーカーの選び方1
★2.1ch、5.1ch、7.1chや5.1.2ch以上必要か
通常のTV番組(ステレオ放送)やステレオ音楽なら、センターやリアは使わないので2.0/2.1chで大丈夫です。
2ch、5.1ch、7.1ch、Dolby Atmosなど自分が観るソフトの仕様によって考えればいいです。
2chソフトなら5.1chは必要ないですし、5.1chソフトしか観ないならそれ以上は必要ないです。
また映画をあまり観ないなら4.1chでも問題なくサラウンドになります。
ステレオの基本は二つのスピーカーで音の位置を表現しています。左右のスピーカーに同じ音が同じ音量で
出力されると2本の中央から音が聞こえます。右が大きければ右寄りの位置、左だけなら
左のスピーカー位置に音が現れます。サラウンドではこれを左右、前後、上下の組み合わせで、
スピーカーの数だけ立体的に色々な位置から音が聞こえるようになっています。
但し、再生音源にそのchが含まれていない場合はch数を増やしてもほぼ無意味です。
Blu-rayの基本は5.1chです。今でも多くの作品は5.1ch収録です。7.1chは洋画のメジャー作品で使われます。
Dolby Atmos/DTS:Xも洋画のメジャー作品で使われますが、UHD BDが多くBDは限られた作品数になります。
限られた予算なら先ずは5.1chに投資して、少しでもスピーカーとSWの音質を良くした方が楽しめます。
しょぼいスピーカーとSWで7.1chや5.1.2chにしても、音質が悪いと楽しさは半減します。
もしAtmos/DTS:Xを本格的に考えるなら、5.1.4や7.1.4などトップ4chを導入した方が楽しめます。
但しx.x.4ができるAVアンプは高額になるので、予算が限られているなら先ずは安い7.1chアンプにして
5.1chのスピーカーとSWに予算を使いましょう。 ■チャンネル数とスピーカーの選び方2
★5.1/7.1chを一度に買うか、最初は2.0chや2.1chにして後で買い足すか
スピーカー毎の音の違いが分からない場合は、全てを一度に購入しないで最初は2.0/2.1chで
組む事をおすすめします。AVアンプとリアで使う予定のスピーカーとSWで使ってみて、
スピーカーの音質を確かめたり、スピーカーの配置やアンプの設定を試行錯誤してから、
メインで使うフロントやセンターをどれにするか考えると失敗しにくいです。
スピーカーの音はメーカーやクラスによって異なるので、自分の好みなのか?、満足出来るか?は、
実際に使ってみないと分かりません。人の好みも、満足レベルも人それぞれです。
買ってしばらくは満足してるが、数ヶ月経つといろいろ不満も出てきますから、
焦らずじっくり自分好みで満足出来るスピーカーを揃えた方がいいと思います。
・購入したリア用スピーカーの音に不満がなければ同じクラスのスピーカーを選ぶ。
・キャラクターが好きじゃなければ試聴やレビューなどを参考に別メーカーのスピーカーを選ぶ。
・低音やスケール感がもっと欲しければ、ウーファーサイズの大きなスピーカーを選ぶ。
・音質や解像度などに不満があるなら1ランク上のクラスのスピーカーを選ぶ。
また、センターが必要かどうかも、実際にセンターchからどんな音が出てるのかを体験出来るので
判断しやすいです。センターchを体験するには、フロントスピーカーのどちらか片方のケーブルを
AVアンプのセンターch端子に繋ぎ換え、アンプのスピーカー設定でセンターありにする。
その状態で5.1ch作品を再生すれば、フロントの片方がセンターchとして音が出ます。
もしセンターは要らないと思えば、マルチchシリーズじゃないスピーカー(センターのないステレオ用SP)を
フロント用に買ってもOKです。センターを使うならフロントは必ずセンターがあるマルチchシリーズを買って下さい。 ■チャンネル数とスピーカーの選び方3
★サラウンドバックによる7.1chとAtmosトップによる5.1.2ch
7.1chのAVアンプはメーカーやクラスによって、SP端子が9ch分の機種と7ch分の機種があります。
9ch端子の機種は、[SB]と[TOP]が両方繋げられるので、両方付ければサラウンドモードに応じて
切り替え可能ですが、7ch端子の機種は両方繋げられないので、どちらか選ぶ必要があります。
7.1ch作品は[SB]が、Atmos/DTS:X作品は[SB]と[TOP]を使うオブジェクトが収録されています。
自分がよく見るソースで使われている方を優先して下さい。
[SB]があると音の位置・音の移動感が精細になり、自然で緻密な360度の空間が得られます。
[TOP]はAtmos・DTS:X作品で使われますが、多用する作品もあれば殆ど使わない作品もあります。
オブジェクトのメタデータに高さ成分が無い場合や音の半径が小さい場合、[TOP]は使われません。
[SB]はそれらが無くても使われます。もし5.1.2だと[SB]は[サラウンド(リア)]にミックスされてしまいます。
★7.1chとDolby Atmos/DTS:Xソフトについて
7.1chソフトは「7.1chサラウンドで収録されている映画BDまとめ」で検索すれば一覧があります。
Dolby Atmos/DTS:XはUHD BDのみに採用し、BDはDTS-HD MA 5.1/7.1で発売とか、
過去の作品をUHD BD化した場合、UHD BDはAtmos/DTS:Xでリミックスというのも多いです。
https://www.dolby.com/jp/ja/experience/dolby-atmos/bluray-and-streaming.html
http://forum.blu-ray.com/showthread.php?t=248132
http://forum.blu-ray.com/showthread.php?t=257742
http://forum.blu-ray.com/showthread.php?t=276065
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/av/1453710678/ ■チャンネル数とスピーカーの選び方4
★センターは必要か、どれを買えばいいか
5.1ch映画をよく観るならセンターはあった方がいいですが、殆ど観ないならセンターは必要ないです。
使う/使わない・どれにするの要点はこの3つ、条件次第では使わない方が良い音場になります。
『フロントと同じ音』
センターはフロントと同じシリーズで揃えるのが基本です。どうしても別シリーズのセンターを使いたい場合は
フロントより上位クラスのセンターを使って下さい。音質が劣る下のクラスのセンターを使うと確実に失敗します。
『センターの位置が、フロントより低すぎ高すぎはNG』
フロントのツイーターが耳の高さに合わせてあるとして、視聴位置から見てセンターの中心が上下20度以内に
設置できない時はやめた方がいいです。違和感なく使うにはフロントのツイーターとセンターの中心が
上下15度以内(可能なら10度以内)を目標にして下さい。
『低域の出ないものはなるべく避ける』
センターchはフロントchをもう1本増やすのが目的なので、フロントにブックシェルフを使う場合と同様
なるべくウーファー径やキャビネットが大きく低域がしっかり出るスピーカーが理想です。
シリーズに2種類あるなら大きい方を選びましょう。小さなセンターを使うとフロントと比較して
極端に低域が出なくなるのでスケール感や迫力が落ちます。
もしシリーズのセンターが小さいものしかない場合、フロントと同メーカーで上位クラスの大きいセンターを使う方法もあります。
但し自動EQ補正値を聴感で微調整しないと、音が馴染まず違和感が出る可能性もあるので注意が必要です。
なおマルチch音楽再生を優先したい場合や、音場補正を使わないピュアダイレクト再生をメインにするなら
センターもフロントと同じウーファー径にする事で音の一致率は高くなります。
設置スペース(高さ)がないので別のシリーズからウーファー径の小さな(高さが低い)センターを組み合わせる
というやり方は絶対やめて下さい。その場合はセンター無しの4.1chにした方が良い結果になります。 ■チャンネル数とスピーカーの選び方7
★ブックシェルフとトールボーイ
スピーカーが2Wayなら高域はトゥイーターユニット、中低域はウーファーユニットが担当
3Wayなら高域はトゥイーターユニット、中域はミッドレンジユニット(スコーカー)、低域はウーファーユニットが担当します。
http://pioneer-audiovisual.com/homeav/knowledge/img/sp_way.jpg
スピーカーはウーファーサイズが大きくなるほど低い周波数まで再生できます。8<10<13<15<16.5<20cm
というサイズに比例して再生可能な低域周波数も低くなり、音のスケール感や迫力がアップします。
また、ウーファーサイズを大きくしないで、低い周波数まで再生可能にすることも可能です。
スピーカーの箱(キャビネット)を大きくする事で低域レンジと量感は増えます。
複数のウーファーユニットを同時に鳴らす事でも低い周波数まで再生する事が可能です。
1<2<3個と数に比例して再生可能な低域周波数も低くなり量感も増えます。
トールボーイはこれらの特性を利用してブックシェルフより低域が出るように作られています。
低音再生でメリットのあるトールボーイですが、デメリットもあります。
マルチchシリーズのスピーカーは、同シリーズのトールボーイもブックシェルフも低域以外は同じ音質です。
しかしトールボーイの価格は、同シリーズのブックシェルフと比べ1.5倍〜3倍もします。
どうしても低域の再生周波数を伸ばしたいならメリットはありますが、同じ予算でさらに上のクラスの
ブックシェルフを買うこともできます。同額で上のクラスのブックシェルフを買った方が音質は確実に良いです。
またブックシェルフに比べユニットやバスレフポートから出る低音が増えるので、低音の制御が難しくなり
狭い部屋で使う場合や、後ろ・横の壁から距離(50cm程度)が取れない場合は
低音が強調されたり、反射音の影響でボワボワしたり、低解像度な低音になりやすいです。
その余計な低音が中高域の音に悪影響を及ぼし、クリアな音が得られない場合が多いです。
なおユニットが上下に分散しているので、近距離で使用すると音の纏まり感が弱くなります。 ■チャンネル数とスピーカーの選び方8
★トールボーイ単体と+SW、ブックシェルフ+SW、SWの設定とクロスオーバー周波数について
http://i.imgur.com/2mSTOVe.jpg
★トールボーイとブックシェルフどちらがいいか
トールボーイは広い部屋じゃないと低音がだぶつきやすいので、
低域の出るブックシェルフ(ウーファー径15cm以上)とSWで使った方が、個別に音量調整が可能で
壁との距離調整も容易なため比較的簡単にクリアな音が得られます。
一般的なトールボーイでは、映画のLFEを正確に再生するには低い周波数が出ないため
普通はSWを使います。SWを使わない音楽用2chシステムなら話は別ですが、広い部屋で大音量再生
する場合を除き、ブックシェルフとSWで組んだ方が設置性に優れ予算的にもメリットがあります。
またトールボーイ単体よりブックシェルフ+SWの方が低い周波数までしっかり出ます。
12畳以下の部屋ならトールボーイよりブックシェルフ+SWをおすすめします。
20畳以上で視聴距離が3m以上だと、低音が拡散して視聴位置では弱くなってしまうので
この場合はトールボーイをおすすめします。
フロントに使うブックシェルフのウーファー径は14cm以下でも問題は無いですがスケール感や迫力が落ちます。
またクロスオーバー周波数が高くなるため低域の定位がSWに左右されたり、声などもSWから
出力されたりします。なので80Hz以下までフラット(±3dB)再生できるスピーカーがおすすめです。
国内メーカーの低価格マルチchシリーズはフロントをトールボーイ、リアをブックシェルフで設計してあります。
これらのブックシェルフは、壁掛け出来るように密閉化や軽量化、小型化してあり
さらに小口径ウーファーなので低音が出ません。よってフロントにはおすすめしません。
海外メーカーのマルチchシリーズなら低域の出るブックシェルフがあるので、そちらをおすすめします。 ■チャンネル数とスピーカーの選び方9
★トールボーイとブックシェルフを部屋のサイズで考える
(1500ft3以下、1500〜3000ft3、3000ft3以上)
What Size Speakers Do I Need for My Room?
http://www.audiogurus.com/learn/speakers/what-size-speakers-room/85
Bookshelf vs Tower Speakers: Which Should I Get?
https://www.audioholics.com/frequent-questions/bookshelf-vs-tower-speakers ■スピーカー・SWの再生周波数について(大雑把な説明)
スピーカーから出力される音は、低い周波数及び高い周波数になるほど小さな音量でしか再生できません。
高域周波数は人の耳で聞こえる範囲は、どのスピーカーもおおよそ問題無い音量で再生できますが、
低域周波数はスピーカーによって再生できる範囲がかなり異なります。
参考図
https://www.prosoundweb.com/images/uploads/QSCTschetterFigure1Final.jpg
低域周波数テストトーン(ヘッドフォンなら20Hz台まで聴けます)
https://www.audiocheck.net/testtones_subwooferharmonicdistortion.php
例えばB&W 685 S2(16.5cm)の仕様は、52Hz〜22kHz(±3dB)、45Hz〜50kHz(-6dB)ですが、
これは52Hz〜22kHzの周波数範囲は±3dBの音量(音圧)差で再生でき
低域は45Hzで-6dB音量が下がる、高域は50kHzで-6dB音量が下がるという意味です。
https://www.soundandvision.com/content/bowers-wilkins-683-s2-speaker-system-test-bench
6dBの音量差
https://www.audiocheck.net/blindtests_level.php?lvl=6
dBの話、音の大きさ
http://www.geocities.jp/fkmtf928/dB_sound.html
しかしメーカーのスペック表に記載している再生周波数は、この(-XdB)を統一していません。
さらに(-XdB)を記載していない場合もあるので注意が必要です。
その場合その周波数の音が-3/-6/-10/-20dBなどどの音量で再生可能なのか分かりません。
Fostex GX100MA(10cm)の仕様、55Hz〜45kHz(-10dB)
http://www.fostex.jp/wp/wp-content/uploads/2014/08/gx100ma_f.jpg
これは60Hz〜(-6dB)、45Hz〜(-20dB)という感じで記載することもできます。
YAMAHA NS-B330(13cm)の仕様、55Hz〜45kHz(-10dB)、〜100kHz(-30dB)
Pioneer S-HM82-LR(12cm)の仕様、55Hz〜40kHz(JEITA)、45Hz〜40kHz(-20dB)
ONKYO D-77NE(30cm)の仕様、30Hz〜50kHz(dB表記なし)
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/purespeaker/d77ne/img/tech08.jpg ■サブウーファーの選び方2
★SWは必要かどれを使えばいいか
映画ならSWはあった方がいいです。フロントがブックシェフなら必ず必要です。
フロントがトールボーイでも映画のLFEで使う重低音は再生できないのでSWが必要です。
映画や音楽での低音 http://i.imgur.com/EqF1m5P.jpg
ドクター・ストレンジ http://i.imgur.com/LgOM8zP.png
ブレードランナー2049 http://i.imgur.com/ejLjvEb.png
SWはバスレフならウーファー径20cm以上できれば25cm以上、密閉なら25cm以上がおすすめです。
密閉の場合、アクション映画で大迫力を求めるなら30cm以上か25cm×2を推奨します。
20cm以下の密閉は音楽用なので映画には不向きです。また映画と音楽を両立させるなら、
反応が速くキレの良いSWを選んで下さい。密閉かパッシブラジエーターがおすすめです。
音楽の音質を求めるならフロントと同等クラスのSWを使って下さい。
密閉SWの参考:KEF Kube 8b(20cm)/10b(25cm)/12b(30cm)
https://www.lowbeats.de/test-subwoofer-kef-kube-8b-kube-10b-und-kube-12b/
フロントに10cm以下の小型スピーカーを使う場合、SWが負担する音域が広くなるので品質の高いSWを
使って下さい。安いバスレフSWを使うと高めの低音がモゴモゴして聞き取れない音になります。
なお低音は隣接や階下の部屋に響きやすいのでアパートでは注意が必要です。SWの音量を絞って使うなら
問題無いと思いますが、バスレフ型はポートの音が拡散しやすいので避けた方が無難かもしれません。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています