なので強引に言えばEQのみハイポジでバイアスをノーマルで微調整するのが本来のType IIIに近い。
…と言ってもバイアスカーブの差とかもあって完全にイコールにはならないようだが。
どっちかというと、当時のクロム(CrO2)が苦手だった低域を酸化鉄で補完させている感じやね。
ノーマルポジション(EQ=120μs)で使うと、公式の見解通り、高域が補完されたノーマルになるが、
この点に関しては後の世代のNew AHFや他社のコバルト被着系高級ノーマルの登場で、
さほどアドバンテージが無くなってしまったのは否めない。
ソニー自身も高域特性が著しく改善されたHF-ES/Proや、
元々苦手だった中低域を高級ノーマル並に強化したUCX-S/UX-Proを出してるしね。