自分の住んでいる場所に地球、日本、九州、○○県、○○市、○○町などとたくさん名前があることが不思議だった幼少期。
文字も、例えば自分の名前が愛子として、『愛』『子』それぞれの漢字に意味があることがなんだかとても不思議だった。
うまくいえないんだけど、自分の名前に名前以外の意味があることが面白かった。
ひらがな一文字にも漢字と同じだけ意味があると思い、母に意味不明な質問をしまくって困惑させた。
自分で言うのも変だけど、知的探求心が旺盛な子どもだったと思う。

父が面白がって、幼稚園の頃に広辞苑みたいなめちゃくちゃ分厚い辞書を買ってくれてそれに没頭した。
読書感覚で辞書を読んでた。祖父母と同居だったので、誰かしら大人を付け回して読んでもらったりもした。
結局、別にすごい天才児が育ったというようなことはなく、至って平凡に進学就職結婚出産して今は専業主婦だけどね。
学校の成績も中程度だったし。でも、国語が大好きになって国語だけは試験などでほとんど点数落としたことがなかった。
一つ得意なことがあるというのが、理数系と美術と体育が絶望的にダメな私の自信になった。
大袈裟でなく、このおかげで学校生活も楽しかったと思う。

自分も現在育児中だけど、いつかくるであろう、子どもの『なんで?』にはとことんつきあってあげたいと思う。
意味不明な質問に至る思考回路、なんとなくわかってあげられる気がする。