何歳かわからないけど、たしか幼稚園に入るより前の記憶。

母の習い事で、たまに託児所に預けられてた。
普段はおとなしくしてたんだけど、1日だけかなりギャン泣きした記憶がある。

最初は母に対して「行かないで!」っていう寂しい気持ちで泣いてたんだけど、
それでも母は行ってしまって、内心「あーあ」って諦めがついた。

けど変わらず泣きやまず、保育士?さんが絵本持ってきたりおもちゃ持ってきたりしてあやしてくれてたんだけど、
なんだか気持ちは妙に冷静で、「あの釣りのオモチャで遊びたいな(遠くで別の子が遊んでた)」とか「おやつの時間の丸ボーロくれないかな」とか考えてた。

最終的には、丸ボーロほしいって言ったところでダメって言われるのは分かってたし、怒られるのも怖かったから、欲しいけど手に入らないもどかしさで泣いてた。

家に帰って母に「なんで泣いてたの?」と聞かれた時は、なんだか恥ずかしくて「泣いてた子がいたから(つられて泣いた)」みたいな事を答えてた。