過疎ってるようなので
4,5歳の頃、うちの裏には田んぼと用水路があって、そこに近づかないように母に脅されたのがものすごく怖くてあとを引いた事
当時親に、悪いことをすると死んだ後に地獄という恐ろしい所に行くからいい子にしなさいと教えられていた
死ぬことを考えるのも怖いし、そもそもお母さんに会えなくなるのが想像もつかないほど恐ろしくてたまらなかった
そんな中で用水路の事を、怖くて怖くてたまらない地獄を持ち出して「あそこに行くと地獄に行っちゃうからね」と言われたのが怖くて怖くて、何が危ないのかもよくわからず、用水路や田んぼには決して近づかなかった
それだけならいいんだけど、地獄っていうのは結構身近にあって、油断するとすぐ地獄に落ちて(文字通り、落下していって)しまうと思い、色んなものが怖くなってしまった事。
特に怖かったのは家の脇になぜかニョキッと突き出ていた何かの配管
手も入らないぐらいの細めの管だったけど、ぽっかりあいた穴は地獄に繋がっていると思い、近づくのも嫌だった

もうひとつ、地獄にまつわるエピソード
当時親には「一度も嘘をつかずに死ぬと天国へ行く。嘘をつくと地獄に行く」と言われ、
じゃあきっと、天国に行けるのは100人に1人ぐらいだなと思い、同時に、自分もお父さんもお母さんも、天国には行けないんだなぁと悲しくなった。正直だけでは生きて行けない事を何なく理解していて、天国へ行ける人はほとんどいないんだなぁと思っていた
(ちなみに100というのは、当時私にとって考えられないほど大きな数だった)