幼稚園の時かな。
わりと大きな地震が夜にあった。
30年以上前で当時ですらボロ家屋だったからめっちゃ揺れて怖かった。
けど、両親が私と姉を体の下に入れて庇うようにしてくれて(ちゃぶ台くらいしかない)、その瞬間、ああ、もういいやって思った。
怖かったのが気が楽になって、絶望じゃなくて諦めたのが自分でもよく分かった。
というか、今なら幸せに逝けるなぁって思ったのがアラフォーになった今もすごく印象に残ってる。
大好きな家族と一緒に逝けるのは、この上ない幸せだなぁって。

だから幼い子供を含んだ一家心中の事件を見ると、「子供を巻き込むな」という意見が大半を占めるけど、
当の子供はそれでよかったと思ってるかもしれないよな、と考えちゃう。
家族がいない人生を受け入れなきゃならないなんて辛すぎるだろう、と。
絶対に人前で口にはしないけどさ。