栄養不良とは 国連WFP
http://ja.wfp.org/hunger-jp/fmalnutrition

乳幼児期の栄養不良は、身体および精神の発達を阻害します。たとえば、開発途上国では就学前の子ども1億4,700万人以上が発育阻害の症状を示しています(SCN World Nutrition Situation報告書)。
発育阻害とは年齢の割に背が低いということで、慢性的栄養不良の代表的な症状です。この報告書によれば、ヨウ素欠乏が知能発育不全および脳障害の最大の原因となっています。

低栄養は学校の成績にも影響し、そのために大人になってからの収入が低下する場合が多いことが、研究によって示されています。また女性が低体重児を出産する原因にもなります。

乳幼児期に栄養不良に陥ると、回復不可能に近いまでのダメージを受けます。生後2年までが、このようなダメージを防ぐことのできる重要な期間です。
よって国連WFPは、子どもがお母さんのおなかの中にいる時から生後24カ月までの時期に重点を置いて、 ビタミンとミネラルをはじめとした必須栄養素を提供しています。