1歳の三男に十分な食事を与えず衰弱死させたとして埼玉県警捜査1課は16日、同県桶川市東1、
会社員、山辺拳士郎容疑者(25)と妻で無職、仁美容疑者(25)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。
三男は死亡時、体重が同年齢の平均の半分程度の約4キロしかなく、身長も平均より約15センチ低い
約60センチだった。

 逮捕容疑は、自宅マンションで三男の晴(はると)ちゃんに満足な食事を与えず放置し、
昨年10月9日に低栄養で死亡させたとしている。容疑を認めているという。

 県警によると同日午後10時15分ごろ、拳士郎容疑者が「子どもが冷たくなっている」と119番。
救急隊が駆けつけると、晴ちゃんは寝室の布団に寝間着姿で横たわり、既に死亡していた。
両容疑者は長男(4)と次男(3)を含む5人暮らし。長男と次男に健康上の問題はなく、
県警は晴ちゃんだけが食事を与えられなかった経緯などを調べる。