小1の熱中症死、豊田市が小学校のエアコン設置前倒しへ

愛知県豊田市で市立梅坪小学校1年の男子児童(6)が熱中症で死亡した事故を受け、市は18日、小学校の教室のエアコン設置工事を前倒しで進める方針を決めた。
定例記者会見で太田稔彦市長が明らかにした。

 市内の市立小・中学校と特別支援学校計104校には、一部の特別教室を除いて扇風機しかなかった。
これまでの計画は、中学校で2019年度、小学校は20、21年度にエアコンの設置を終える予定だったが、一部小学校は今年度に前倒しして準備に入る。
小学校によっては1年以上早く設置される見込み。総事業費は71億円を見込む。

 同市では、小中学校の扇風機の設置は13年度に終えている。太田市長は会見で「当時はこれで様子を見ようという判断で適切だったが、こういう事態があったので見直す」と述べた。

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