★「土を食べなさい」「落ちたものを食べさせなさい」 細菌と仲良くすることがアレルギーを遠ざける
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『きたない子育てはいいことだらけ』
『すべての不調をなくしたければ除菌はやめなさい』

この2冊の原書のタイトルは、それぞれ『Let Them Eat Dirt』、『Eat Dirt』で、
要するに「土を食べなさい」という衝撃的なものである。
実は日本でも20年以上も前から同様の主張を訴え続けてきた免疫学者がいる。
藤田紘一郎氏だ。

藤田氏は、「ヒトの腸内環境の組成は生後1年間で決まってしまう」という。
「乳児期にどれだけ多くの種類の共生菌を体内に摂り込めるかが、ヒトの腸内環境を決定付けます。
そのため、赤ちゃんには、善玉菌と言われる乳酸菌だけでなく、土壌菌が必須なのです。
土壌菌というのは土のなかだけでなく、床やテーブルなどにも付着している菌です。

ですから、赤ちゃんが身の回りのものをなめようとするとき、『バッチイ』などと言って遮ってはいけません。
こうした赤ちゃんの行為は、自らの腸内環境を豊かに育もうとするいわば『本能』であり、私たちは
太古からそうやって細菌を体内に取り込むことを続けてきたのです」