★ 教諭が不適切な指導 児童が3年前から不登校 千葉 松戸
千葉県松戸市は市内の小学校で、教諭が児童のけんかを止めないなどの不適切な指導があり、一方の児童が3年近くたった今も不登校になっていると発表しました。

松戸市によりますと、3年前の平成28年5月、市内の小学校の4年生のクラスで、男子児童に腕をたたかれ、やり返そうとした児童に対し、担任の女性教諭が「やり返していいです」と発言し、けんかを止めなかったということです。

さらに教室にかけつけた教頭が、最初に腕をたたいた男子児童に対し、「殴り合いをするなら、この学校から出ていけ」とどなったということです。

男子児童はその1週間後から学校を休み、3年近くたった今も不登校が続いているということです。

当時のやり取りを録音した音声データが今月、インターネット上に投稿され、市は経緯を把握したということで、不適切な指導があったとして事実関係の確認を進めています。

松戸市の本郷谷健次市長は「不登校となってしまった児童のケアを最優先に対応したい。十分な検証を行い、再発防止に努めて参ります」というコメントを出しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190215/k10011816751000.html