診断のショックからの立ち直り
私が立ち直った原因の一つはやっぱり家族です。
泣いて泣いてどうしようもあり ませんでした。
その日、主人が私の手をとって子どもが寝ているベッドルームに連れて行きました。

主人が『かわいいなぁーかわいいなぁー』って。
主人に自閉症なんだよ って説明したときは主人も物凄くびっくりしたと思うのだけど。

それまでは主人も子ど もの育てにくさを、『平気平気、そんなんことは皆にあることだからそのうちそのうち』
と言ってたのに障害だって診断されたことを告白したときは主人は泣いている私の手を取り子どもの寝顔を見ながら『この寝顔を見てごらん。
かわいいよね。
自分たちの 子どもだよ。自閉症であってもこの子は自分たちの子どもにかわりはないんだよ。』と言ってくれました。
そして、『とりあえず夫婦が子どものためになんとかしなくてはではなくて明るくいることがこの子の幸せだ。』とも言ってくれました。

その言葉で、自閉症に関してはまったく無知で、 自閉症のじ字の字もしらなかったような私たちの 新しい子育てがはじまりました。
診断を受けて、そういう風に主人から言われた日が新しい子育てのスタートの日となったわけです。


この子は結果的にアスペルガーで東大出て医者になった。
こんな素晴らしい人格の旦那だから結果として障害だけど低機能ではなく天才側になれたのかな。