そもそも彫駒と彫埋では彫り方が違うので
余程のいい加減な駒師でないと上手く彫れたら埋めにするなんて事はしない。
注文を受けてからそれ用の彫りをする。

彫り駒は昔から廉価品の代名詞で、その多くは数彫りの量産品。今後も値上がりなど見込めない。
一方高級彫駒の歴史は浅い。秀峰・蜂須賀・雅峰の引退と共にこのジャンルは消えるだろう。
若者でこれを継承する人間がいるとは思えないし、彫駒は思眞も作るのを嫌がっている。