>>743
ロシア語の場合(たぶん他のスラブ系言語もそう)、
男性の場合、
  -ov(例はパパテリーナことオーレクさんのシヴァドロノフ、>>743さん例示のアントーノフ)、
  -ev(例はメドヴェージェフ)、
  -skii(例はチャイコフスキー)、
女性なら、各々、
  -ova(例は、エカテリーナのシヴァドロノヴァ、フィギュアスケートのザギトワ)、
  -eva(例はメドヴェージェワ)、
  -skaya(例はリプニツカヤ)
は姓です。
名詞が語尾変化で活用し、-ovと-evは複数形の「〜の」(アントーノフなら「アントンたち"の"」という意味)です。
形容詞の語尾は-skiiが基本。

最近は、アジア流の「姓, 名」の順のほうが合理的なので、五輪などの国際的催しではそっちを採用しています。
しかし、つい日常の「名 姓」の順でエントリーしちゃう欧米人や、忖度して「名 姓」の順で自分をエントリーしたり外国人をそう思っちゃう間違いが少なくないです。

なお、長野五輪では最近の方式に逆らって「名 姓」で検索するようにしたので、検索しにくいとの苦情がありました。
これだと、例えばカナダのモーグルのデュフルラポワント三姉妹は一緒に並ばずにばらばらになっちゃうデメリットがあります