大山が対戦相手として本気で闘志を燃やしたのは、山田、加藤らが最後だという説がある

森内は最後の手合わせとなった2度目の対局を振り返っている
このとき大山68歳、森内は20歳で絶好調だった(この年度、森内は63勝16敗、勝率0.797で最多対局、最多勝、勝率1位に輝いている。)
その森内が勝ち抜き戦で6連勝して7人目の相手が大山だった
「大山先生はそれほど深く読んでいるとは思えないのに攻めても攻めても動じない」
「一分将棋の私に対して時間も1時間以上残された。急所の場面でもぽんぽんノータイムで指してこられるんです」
「当時より現代のほうが序盤技術が進歩しているのは当然ですが、69歳で亡くなるまでA級を維持されたというのもすごい。
年齢的なことを考えても、第一線であそこまでやれる棋士は今後現れないと思います」