持ち時間が5時間未満の棋戦での渡辺棋王と挑戦者永瀬のZ値での勝敗予測はこうなる
永瀬先手、後手渡辺のときは
永瀬の10勝2敗(0.833)
渡辺先手、永瀬後手のときは
永瀬の15勝41敗(0.268)
データ数が少ないのが残念だが、第4局までに永瀬がタイトルを奪取できる確率は34%、渡辺が防衛する確率は16%、第5戦に決着が持ち越される確率は50%もあった
そして最終第5局、先手番を引いたのは渡辺棋王だった

後手番での渡辺の勝率の悪さはZ値を持ち出すまでもなく明らかだと言いたいかもしれない
だが、先手渡辺、後手永瀬のときはレーティングに反して渡辺のほうが強いというのはZ値だから分かること

棋王戦は振り駒で決まったようなものというのはZ値だからこそ言えるのだ