>>379 追加
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2018.01.16 将棋とゴルフとエトセトラsearch 藤井聡太四段、澤田真吾六段にわずか54手で圧勝。恐ろしいほどの攻めの強さ。

藤井聡太四段が、2018年1月14日に行われた朝日杯将棋オープン戦において、澤田真吾六段と対局し54手の短手数で快勝しました。
弱冠15歳の藤井四段は、先手番となった澤田六段の角換わりを受けて立ちました。戦型は、先手腰掛銀に対し、後手藤井四段は早繰銀で対抗しました。
澤田六段は強敵です。藤井四段の連勝記録を途中で止めるのではないかと驚かせた将棋があり、その時は藤井四段がかろうじて勝ちました。https://morikumax.com/50.html

しかし、この将棋以来、私は澤田六段の強さにずっと注目しています。その澤田六段が超のつくほどの短手数で敗れました。嘘でしょ?!っていうのが私の第一感。

一体どんな将棋であったのか、興味を持たずにいられませんでした。
そんな思いもあり、棋譜を並べる必要があると思い並べてみました。
「やはり、藤井四段は強かった。」
というのが実感なのですが、そのように感じた印象に残る局面があったので、ご報告します。

これを手抜いていくものですか?

▲2二歩と手裏剣を飛ばして、より一層攻めを効果的にするため、当たりをきつくしました。当然同金と取るものと思っていましたが、なんと、これを手抜きます。https://morikumax.com/wp-content/uploads/2018/01/hujii2.jpg

銀桂交換もなんのその。鬼のような厳しさの歩打ち

いきなり △4五銀と桂馬を取ります。自ら駒損をして銀桂交換をします。https://morikumax.com/wp-content/uploads/2018/01/hujii21.jpg

逆サイドからの強烈な攻め

飛車を手順に走ったようですが、△7六歩▲6六銀
今度は反対側から攻めがきます。△7六歩と銀頭に叩かれたのがまたも厳しいです。https://morikumax.com/wp-content/uploads/2018/01/hujii22.jpg

▲7七歩と守りますが、容赦しません。△同歩成▲同桂△7六歩
この△7六歩までで、何と投了です。圧巻の攻めというほかありません。

投了図です。https://morikumax.com/wp-content/uploads/2018/01/hujii23.jpg