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【演技性パーソナリティ障害】

演技性パーソナリティ障害(えんぎせいパーソナリティしょうがい、英語: Histrionic personality disorder, HPD)
または演技性人格障害は、演劇的あるいは性的誘惑による行動によって、自己に過剰に注目を引こうとする行動様式のために、
対人関係が不安定になるといった機能的な障害を伴った状態である[1]。過剰に誇張された感情表出も特徴である[1]。
外向性が強く、他者の影響も受けやすい。また虚言を行う傾向もある。

演技性パーソナリティ障害と関連する精神疾患にプソイドロギア・ファンタスティカ、いわゆる虚言症がある。


虚言症では、自分を実際以上に見せるという願望にもとづき、虚言を話すことがある。願望による妄想を事実であるかのように語る。
外見を良くするために化粧をするが、それと同じ感覚で外見を良くするために虚言を話す。
有名人や権力者と知り合いであるかのように、会話中にはネーム・ドロッピングを行う。
高い知性を伴えば、スタンドプレイの好きな、権力志向の人物という評価内に納まることもあるが、
多くは周囲との利害を調整できず、詐欺などの犯罪を犯すこともある。


診断基準として以下から、5つ以上を満たす必要がある[1]。

・自分が注目の的でないと楽しくない。そのために話を作り出したり、騒動を起こすこともある。
・不適切なほどの誘惑的、挑発的な性的な行動があり場面を選ばない。
・感情の表出がすばやく変化しそれは浅薄である。
・注目をひこうと身体的な外観を用いる。
・印象的だが中身のない話し方をする。
・他の人から見ると芝居がかったような演劇的な表現を行う。
・被暗示性があり、その場面や流行に影響されやすい。
・他者を実際以上に親密とみなし、知人をかけがえのない親友のように言ったり、会っただけの人を下の名前で呼んだりする。