>>100
羽生の法則は名前に羽生が使われているだけで羽生が内容を執筆した本ではない
俺の知る限り、羽生自身が執筆に直接関わった棋書は以下のシリーズのみ

ミラクル終盤術
羽生の頭脳
変わりゆく現代将棋
羽生善治の終盤術
上達するヒント
羽生善治 好機の視点

この内、「頭脳」と「変わりゆく」は定跡本なので古すぎて使えるところは少ない
ただ、「変わりゆく」に関しては序中盤における羽生の大局観を詳らかに開示したものすごい量の読み筋が披露されてるので並べれば力はつくだろう

「ミラクル終盤術」は後の浅川版「終盤術」のプリミティブ版といったもので、終盤本に良書が多い現代の視点から見るとあまり整理されてるとは言えず微妙な出来の本
浅川の「終盤術」と「上達するヒント」に関しては言わずとしれた超良書なので評価は割愛
「好機の視点」は文庫サイズの貴重な羽生の自戦記集。しかも七冠直前の羽生が執筆。採用されてる戦法の戦法の善悪を脇に置けば、これも時間経過で色褪せることはない良書だろう

総括すれば羽生本で今も読む価値があるのは

変わりゆく現代将棋
羽生善治の終盤術
羽生善治 好機の視点
上達するヒント

くらいと言える。羽生が監修した駄本の数々も「羽生本」に含めるとすれば、とても「評価が高い」などとは言えないだろう