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オセロとよく似たゲームにリバーシ(Reversi、源平碁)がある。
リバーシは、1888年にイギリスで商品化されたのち、日本では明治時代に源平碁の名で販売された[17]。

リバーシのルールはオセロとよく似ており、オセロと同様に相手の石を挟むと自分の石にできるという基本ルールを軸にしている。
しかし、細部には違いがあり、具体的には、

・リバーシでは初期配置が固定されていない
・リバーシでは打てる場所がない場合の扱い(パスを認めるのか即座に負けとなるのか)が定まっていない

などが挙げられる。
これを踏まえ、「リバーシの様々なローカルルールを整備して最もゲーム性が高くなるように統一したものがオセロである」という趣旨の説明をされることがある[18]。

上述した通り、長谷川五郎(および長谷川の設立した日本オセロ連盟)は、1945年に少年時代の長谷川が考案した簡易囲碁ゲームがオセロの起源であると主張している。
しかし、これに対しては、リバーシがオセロの起源ではないかとの異論がある。

リバーシがオセロ以前の1888年に発売されていたことやそのルールがオセロとよく似ていたことは事実であるものの、
「長谷川が偶然リバーシによく似たゲームを思い付いただけで両者は無関係である」という説、「長谷川はリバーシを知っていてこれを改良してオセロにした」という説のどちらもあり、真実は不明である。

長谷川本人の著書では、1981年の『オセロの打ち方』[19]では「源平碁(リバーシ)はオセロの原型」と紹介しているが、2011年の『オセロゲームの歴史』[20]ではリバーシについては触れずオセロは長谷川本人が一から考案したゲームであると説明している。