0324名無し名人 (ワッチョイ b15f-QYeB)
2020/03/20(金) 18:16:49.16ID:COtcShgy0VkdeR9khE&sig=ACfU3U018-Sh0NilqNAAT1TsokhvxIuEog&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwjD7b6p2ajoAhUOBKYKHf1tCAcQ6AEwBnoECE4QAQ#v=onepage&q=%E6%B8%A1%E8%BE%BA%20%E6%B0%B8%E7%80%AC%20%E3%81%AD%E3%81%B0%E3%82%8A&f=false
将棋世界2018年4月号
「将棋世界」編集部 編集
棋王戦 第一局
4九角を見た永瀬がついに投了した。以下はやさしい詰みだ。総手数園手。大優勢だった渡辺が命からがら逃げきった。
やはり本局は永瀬の信じられない粘りに尽きるだろう。
渡辺は「自分は誰が相手でもこういう感じで指すと思うんですよ。
そうすると、局面がひどいから相手はもっと早く折れてくれる。でも永瀬さんは違った。
いままでの常識とは違う粘られ方をするから、これだけ大変になったんです」としみじみ語った。
本局ではほとんど攻めずに受け一方だったが、苦しい将棋をひたすら粘っていてしんどくない?
最後まで、永瀬の口から「つらい」、「苦しい」といった心の移ろいを表わす言葉は出てこなかった。
「将棋に勝つためには才能は必要ない。努力がすべて」ときっぱり宣言する永瀬。
藤井聡太との研究会の後、新幹線に乗って帰宅する藤井のためにお弁当を買って持たせてやる永瀬。
「軍曹」というニックネームは確かに永瀬によく似合っているのかな、と思う。