素晴らしい終盤戦だったね
特に藤井の13角と豊島の辛抱の98角は痺れた

しかし誰もが69銀と思っていて(他の手とはかなり差があり見え易い手)で広瀬もその手の検討だけしていて決定的な手は無いが何れでも後手優勢、失敗しても後手有利なのに長考の末、互角に戻り中盤に戻ってしまう金で歩を取った
アレは広瀬もビックリしてフォローが大変だった

五分五分になった金で歩を取るその少し後で、広瀬がAIを見ずに瞬間的に豊島の手を当たり前のように87角と予想したら、豊島が間に合わない悪手である15歩と突いた
これも広瀬はビックリしていた
この2手だけでも最優秀対局賞には成り得ない対局になってしまった

その意味でも通常では思い付かない好手と誰もが指さない悪手が混ざり合った対局だった