対局時レート平均の年度推移
https://i.imgur.com/YBHRe6E.png

年度平均は
王将戦リーグ1817
A級順位戦1777
竜王戦決勝トーナメント1784
王座戦挑戦者決定トーナメント1760
NHK杯本戦1700
棋戦によって格が違うのは比較対象のNHK杯本戦の平均レートの推移から明らかだ
データベースの限界でA級昇級棋士とタイトル戦登場棋士のみをデータ化してあるので、いずれにも当たらない棋士同士の対局時レートは計算できていない
したがって、竜王戦、王座戦、NHK杯のレート平均はこのグラフより下方修正になるはずだ
竜王戦はA級順位戦と異なり年度によって上下への変動が激しいのが特徴で、王座戦はレベルが低いときがあるのが特徴的だ
この推移では王将戦リーグがいちばんレベルが高い棋戦と言ってよいだろう
それというのも、前期リーグ陥落棋士とタイトルホルダー、A級棋士だけが2次予選からのスタートで2勝すれぼリーグ入りできる設計になっているからでA級棋士の格が高いことに裏打ちされたハイレベルの棋戦と言ってよいだろう

対照的なのが王座戦で、王座戦の2次予選はB級2組以上の棋士が全員参加する設計になっているため混戦が必至だ
また、竜王戦はレートが低いグループからも決勝トーナメントに必ず参加できる棋戦なのでバラツキが大きくなっている