トヨタ<7203.T>、円安で通期業績を上方修正 来年度は一段の上向きも
2013年 02月 5日 21:27 JST
http://jp.reuters.com/article/resultsNews/idJPTK060691720130205
トヨタは13年3月期の連結営業利益(米国会計基準)予想を従来の1兆0500億円から1兆1500億円に引き上げた。上振れの最大の要因は為替。
1月以降の為替レートは1ドル84円、1ユーロ110円で設定。
通期平均は1ドル81円、1ユーロ104円となり、従来の想定からドルで2円、ユーロで4円それぞれ円安方向に修正した。
「新しい通期の会社予想は控え目に見える」と指摘。
1月以降の想定為替レートと足元の為替水準との開きを考慮すると「今期営業利益で1兆3000億円程度は期待できる」と話す。
連結売上高予想は従来から5000億円上乗せし、前年比17.3%増の21兆8000億円に上方修正。
連結当期利益も従来から800億円上乗せし、同3倍の8600億円に引き上げた。
この先も固定費を抑える方針で、既存工場の効率を高め、原則として3年間は新工場を建設しない考えだ。

*トヨタの13年3月期連結販売台数見通し(単位:万台)
    11月公表値    今回公表値
 国内  225     225(±0)
 北米  240     245(+5)
 欧州   79      82(+3)
 アジア 173     171(▲2)
 その他 158     162(+4)
 合計  875     885(+10)