ソニー<6758.T>、通期予想を据え置き デジタル製品不振も円安や資産売却が支え
2013年 02月 7日 19:48 JST
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPTK060935720130207
2013年3月期の連結当期損益予想(米国会計基準)を200億円の黒字のまま据え置いた。
エレクトロニクス製品は販売が振るわず想定を下回っているものの、為替の円安進行と堅調な金融事業、資産売却が支えとなる。
アナリスト予想を上回る最終黒字予想だが、エレクトロニクス事業の営業赤字は想定以上に拡大する見通し。
1―3月期の想定為替レートはドル88円、ユーロ115円に変更した。
従来想定はドル80円、ユーロ100円だった。円安が進行したことで、従来の通期予想に比べて売上高が1300億円、営業利益が170億円押し上げられるという。
アナリストはもともと厳しく見ており、トムソン・ロイター・エスティメーツによるアナリスト9人の予測平均値は当期損益が80億円の黒字で、
ソニーの見通し200億円の黒字は、これよりも強気の見通しになる。

2012年度第3四半期                        売上高   営業利益
イメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野  1805億円  △29億円
ゲーム分野                            2685億円   46億円
モバイル・プロダクツ&コミュニケーション(MP&C)分野 3188億円 △213億円
ホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)分野     3238億円 △80億円
デバイス分野                            2173億円   97億円
映画分野                              2089億円   253億円
音楽分野                              1264億円   164億円
金融分野                              2664億円   342億円
http://www.phileweb.com/news/photo/d-av/313/31308/sony1q_ppt_seg.jpg
スマホの赤字が予想外