みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「フィジカルAI」が7位に急浮上している。

 ファナック<6954.T>は1日、 米エヌビディア<NVDA>と協業することを明らかにした。産業用ロボットのAI実装を推進する狙いがある。同日にはソフトバンク<9434.T>と安川電機<6506.T>が協業で合意し、覚書を締結したと発表。こちらもロボットとAIの融合に向けた取り組みを進めていく方針だ。

 こうしたAIを現実世界のモノに適用しようとする最先端の技術領域を「フィジカル(物理的)AI」という。製造業の新たな可能性を切り開く分野として足もと関心が高まっており、前述のように大手企業を中心に動きが活発化している。2日にはNTT<9432.T>が同分野に乗り出すべく、ロボットベンチャーのMujin(ムジン、東京都江東区)と資本・業務提携したことを明らかにした。