>>65
お世話になりました、ありがとうございましたくらいの挨拶もしないで、連れ子の娘が自立して、家を出て行った。
 本当、ファックだよな。十年も赤の他人の子供を自分の娘として育ててあげて、これかよ。
 フランクルの分類では、まともでない人間だよな。もう二度と会いたくないね。
 でも、ずっとマイナスだったものが、プラスにはならないにしてもゼロにはなった。そういう解放感、身軽さはある。

 冷蔵庫の食い物や飲み物が減らない。ドライヤーや風呂がきれいだ。部屋がきれいだ。
 そして、部屋を買うにしても、三人暮らしなら狭い部屋で十分だ。上の値段の物件でいい。娘がまだいたら、とんでもない値段の部屋を買うか、リフォームしていない設備が古く内装が汚い物件になっただろう。
 それもこれも、娘が出て行ってくれたおかげだ。ありがとう、マイナスをゼロにしてくれて。

 引っ越し、職場の異動と、これから人生が問うてくるな。
 使命として引き受けよう。