今日も変わらず、自分大好き。気持ち悪い。
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最近毎日2年前の投稿を見にいって、「いやはや2年前は大変な修羅場だった」と思い返すのが楽しみで(笑)。
2年前の今日は、月末に住む家もない状態で、火の車だった会社を何とか潰さず元パートナーに手渡すことしか考えていなかった。
やっと、あれからもう2年かぁ、と振り返れるようになってきた。
この話はほとんどしたことがないから知ってる人少ないと思うんだけど。
僕は2回離婚してるけど、1回目の離婚をした理由は、2人目のパートナーとどうしても一緒になりたかったから、という僕の勝手な想いだけだった。
1回目のパートナーとは12年一緒にいて、そこそこ幸せだった。
でも2人目のパートナーと出会い、僕は「そこそこ」を捨ててでも、「何が何でもこの人と」という想いに賭けたんだよね。
当時の僕は105kgの肥満体で名もないサラリーマン。おまけに親の借金を背負ってヒーヒー言ってた。
一方のパートナーも、音楽に燃え尽きて何をして良いか分からず、途方に暮れていた。

2人とも何もなくて、どうしていいかも分からず、共通の友達すら一人もいなかった。
そんな僕を選んでくれた2人目のパートナーと人生を駆け上がること。

僕は一世一代の大博打に出て、そして勝ったと思ったんだ。

2人でタッグを組んで突っ走っている疾走感は凄かった。何だってできると思ったし、その全能感があらゆる不可能を可能にしていった。

タッグを組んで13年。上手くいくこともいかないこともあったけど、僕にとっては心から愛しい日々だった。
「家賃払えない!!」って叫んだ月末最後の日に講座のお申し込みがあって、「セーフ!!!」って祝杯あげた日もあった。
このタッグなら何でもできる、どこに出ても負けるはずがないと信じていた。
だからね、その関係が壊れていった3年前から2年前にかけての日々は、本当に、本当に辛く、苦しい道のりだった。

「何だってできる」が一転して、「どうしていいか分からない」「何をやってもダメだ」になってしまった。
完全なる僕のワガママで離婚した最初のパートナーにも申し訳ないと思った。
そして2人合わせて合計25年のパートナーシップのすべてを神様から否定されたように感じた。
「お前がやってきたことは何もかもが間違っている!何もかもだ!全てが誤りだ!だからお前には報いを与えよう!」

僕はそう宣告されたと思い絶望した。

僕が成し遂げたことも、誇りにしてきたことも、大切に想ってきたことも、何もかもが消え去ったと思った。
一生隣にいると信じていたパートナー、ツナゲルという会社、ずいぶん稼いだはずの何千万円ものお金、可愛い可愛い二匹の猫たち、六本木と鎌倉の素敵な家、真っ赤なアルファロメオのジュリエッタなどと一緒に、僕のやってきたことが、「全部が間違いだ!!」と宣告され、奪われたと感じた。
そして実際にすべてが僕の手からこぼれ落ちていき、後には何も残らなかったように思えた。後悔と無念の想いだけを残して。

いま、あれから2年が経とうとしている。
僕は、ようやく前を向けるようになりつつある。
1年前は、無理矢理前を向いているふりをしようとして苦しんでいた。
半年前も、まだフラフラしつつも、大丈夫を、元気を装っていた。
元気を装っていないと、絶望に押し潰されてしまいそうだったからね。
「時間薬」って言葉があるけど、本当にそうだな、と近ごろ思う。
やっと最近、「俺ならどんな時だって大丈夫」って、心からニヤニヤする瞬間が生まれてきた。

僕は今もう一度、今度は一人でも突っ走れそうな気がしてきている。

今度こそ人生を共に歩むパートナーは欲しいと思うけど、もう僕は誰かに人生を賭けたりしない。
僕の人生は僕が自分で最高傑作に作り上げる。
僕の人生は僕一人で完結していて、それだけで大満足だ。
その上で、隣を歩いてくれる素敵なパートナーがいたら、それも最高だと思う。

この25年のパートナーシップの課題は、神様が僕に与えた最大の「お試し」であり、「進級試験」だったように思う。
52年も掛かるとは思わなかったけど、たぶん神様は僕に合格のハンコを押してくれるんじゃないかな。

僕の中のワンダーチャイルドが、やっと目覚めつつあるみたいだよ。

突っ走ろうぜ!!まだまだやりたいことは沢山ある!!
ワンダーチャイルドが、そう言いながら僕を呼んでいる。

Always merry and bright.