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■ 8. サービスの意味について考える
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昨日入ったある飲食店でのこと。
一人で入店して赤ワインのデカンタを注文したところ、
店員さんに「グラスは1つでよろしいですか?」と質問されました。
何と返事をすれば一番面白かったでしょうか?(笑)

その後、食べ終えた料理のお皿をテーブルの一番端の下げやすい場所に置いやっておき
本を読んでいると、別の店員さんが
「お済みになったお皿はお下げしてもよろしいでしょうか?」
と質問してきました。

本を読んでいるのを止めて「はい、結構です」と答えましたが、
このやり取りって意味があるのかとふと疑問に感じました。

お料理が微妙に残っているお皿なら確認する必要があるかもしれないですが、
完全に空のお皿が、しかも4人掛けの席で僕が座っている位置からは対角線の
一番離れた場所(店員さんが下げやすい場所)に追いやってあるのです。

しかも僕は本を読んでいたのですから、
無言でそっと下げるのが一番スマート、というか、
僕はそうして欲しかった。

「無言だと失礼では?」と思うなら
「お下げします」「失礼します」で良いと思います。
「お下げしても宜しいですか?」と確認を求められると、
こちらは返事をする必要が出てきますよね。

何でもすべて確認をすることが丁寧なサービスということにはならないんだよね、
と改めて思った次第です。

あ、念のため追記しておきますが、
文句を言っているのではありません。
大した話しではないのです。

ただ、自分がサービスを提供するときも、
何でも相手に確認すれば良いというものではないことを再認識しておきたいと
改めて思ったので書きました。