おはようございます!立花岳志です。
まずは昨日のブログ更新情報から。

☆ 尾花 訪問レポート 〜南千住 東京のうなぎ「東の横綱」へ!!変わらぬ美味しさに感激!!
https://m.ttcbn.net/l/m/Hg6lVLK1HXL2Ac
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続いて昨日の「1日1捨」はこちら。
1シーズン一度も使わなかったもらい物のうちわ。
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今日ブログに南千住の鰻の名店「尾花」に行った時のレポートを書きました。
行ったのは9月12日なのでちょうど一ヶ月前ですが、その日に強く衝撃を受けた話しを書きたいと思います。

尾花に行ったのは1年2ヶ月ぶりで、前回は2024年7月、ちょうど僕の誕生日当日でした。
その日は一人で行き、今回と似たようなメニューを頼みました。
ちなみにブログの2ページ目に前回の訪問も載っていますので気になる方はご覧ください。
尾花には20代後半のころに初めて行って以来ずっと通っているので、もう30年近く通っていることになります。
尾花は東京風の蒸したあとに焼くスタイルの鰻屋さんとして、都内では「東の横綱」といわれる名店です。
ちなみに「西の横綱」は麻布・飯倉の「野田岩」です。

尾花と野田岩の両店は、まるで正反対の鰻で、それでもどちらも素晴らしいので、
ご興味あれば両方に行って食べ比べしてみてください。
尾花の鰻は分厚くて蒸しが深くてふわっふわ、歯で噛まなくても溶けていってしまうくらいに柔らかく焼き上げています。
そして鰻重のタレはかなり甘めでどっしりしており、炭火で焼く時にタレが脂と一緒に落ちた煙の香ばしさも強めになります。

いっぽう野田岩の鰻は尾花のよりは薄めの鰻で、蒸しが浅いため、ふわふわではなくしっとりしています。
名古屋や浜松の直焼きのうなぎのような歯応えはありませんが、それでもそこそこの歯応えがあります。
そして鰻重のタレはスッキリしており、尾花のよりもかなり軽めでサラッとした感じ。
浅めに蒸したしっとりうなぎとスッキリタレがばっちり合って、こちらも素晴らしい。
というわけで、東西横綱のうなぎはどちらも素晴らしいのですが、話しを戻します。

実は前回、去年の7月に尾花に行った時に、僕はちょっと微妙に感じていたんです。
何がか、というと「味が全体的に薄くなった」と思ったんです。
うざくも、白焼きも鰻重もイマイチ味が薄くて以前のような美味しさがない、と。
以前チラッと尾花の大将が数年前に代替わりしたという記事を読んだので、
「大将の代替わりで味が落ちてしまったのか」と少し残念に思いながら帰ったのでした。

ところが今回1年2ヶ月ぶりに尾花に行ってうなぎを食べたところ、
前回とはまるで違うお店、というか、昔の尾花の味そのままで、めちゃくちゃ美味しかったのです。
最初のうざくを食べた時から驚き始めて、お料理が進むたびにビックリして、
当日一緒だった友達にも話したのですが、とにかく別物と感じるくらい美味しかった。

ここで二つの可能性が出てくると思います。
一つは、前回2024年に訪問した時はお店の大将が交代した後で一時的に味がガックリと落ちていたのが、
今年行ったときまでにリカバリーして元の味が出せるようになっていた。
もう一つの可能性は、去年の7月は僕の心身の状態が悪すぎて、尾花のうなぎを美味しいと感じられなかった。
味覚がおかしくなっていて「味が薄くなって美味しくない」と感じていた。

去年の7月上旬は僕の鬱が急性化する2ヶ月半前。でもこの頃の僕はもうかなりフラフラでした。
尾花の美味しさがそう簡単に極端に落ちたり上がったりするとは考えにくいですよね。
たとえ大将が代替わりしても、同じ職人さんが同じ仕入れ元のうなぎを使ってさばき、同じタレを使って同じ炭で焼くわけですから、
そんな極端に変わるとは思えないし、仮に変わったとしたら、1年で元に戻るというのもおかしな話しですし、
そこまで味が落ちたらネットで悪評が広がって客足も落ちるでしょう。

というわけで、結論としては、「去年の僕は絶品である尾花の鰻の味が分からないほど具合が悪くて、
しかも自分の具合が悪いことを自覚していなかった。そして今年の9月には以前のように尾花の鰻に感激するぐらいに
味覚を含めコンディションが戻ってきた」ということだと思います。
メンタルの不調であそこまで味覚がおかしくなるというのも恐ろしい話しですね。
でも今年行って美味しさを実感できて本当に良かったです。