ぬれるのが好きならエロビデオにしとけ。それように書かれた娯楽小説もあるんだし。
わざわざわからんモンを3度も読む気がしれん(笑

最初の数ページ読んでがつん、とか、ぴーん、とかくるもんがなきゃ、ほかあたったほうがいい。

普通の男向き⇒雪國、古都、千羽鶴
短編好き⇒掌の小説
ちょっと変わってるものが好き⇒片腕
渋目好き⇒山の音
実験小説とか言われるもの⇒水晶幻想

ここでは有名どころ=名作と言われるもの、しか話題にならないけど、興味があったら全集。エグいのもあったりする。

それから、川端読むときには文章表現に着目して読むといい。
登場人物がなぜそういう行動をとるのか、ってのを考えるのも面白い。

雪國は今の形になるまでに10年かかってる。だから、いいところで切れていると思えるところは
時間の飛びがあるかもしれない。
古都はクスリ飮んで書いた新聞小説を、あとから手入れたもんだから、新聞とは最初の方はかなり違う。
でも、読んでできがいいと思うのは、やはり今のもの。

川端に関する評論は、長谷川泉や吉田精一ら、同時代を生きた諸氏のものが面白い。
最近じゃ、名前も知られていないだろうけど。
ちなみに、長谷川はビジネスマンと二足の草鞋をはいた人物、吉田は、サイデンスティッカが雪國の邦訳関連で
来日していたときに、昔のまともな東大で、彼を教えた人物。