0598吾輩は名無しである
2014/01/31(金) 05:19:54.47明日から実質的な研修医オリエンテーションがはじまる。最初のセッションはとっておきのネタだ。どこかの大学で,試験問題として採用してくれないだろうか?
問題。下記は,宮沢賢治の「眼にて云う」という詩の一節である。この詩は,死に瀕した患者が,目に入る景色を描写したものである。自分自身が血を吐きながら死に瀕している状況を想像しながら,カッコの中に適切な言葉を入れなさい。
眼にて云う
だめでしょう
とまりませんな
<中略>
そこらは青くしんしんとして
どうもまもなく死にそうです
( )なんと( )風でしょう
もう清明が近いので
あんなに青空がもりあがって湧くように
( )な風がくるですな
<中略>
血が出ているにかかわらず
こんなに( )で( )のは
魂魄なかばからだをはなれたのですかな
<中略>
あなた方から見たらずいぶんさんたんたるけしきでしょうが
わたくしから見えるのは
やっぱり( )青ぞらと
( )風ばかりです