>>われわれが現在感じてゐる日本文化の
危機的状況は、当時の日本人の漠とした予感の中にあつたものの、
みごとな開花であり結実なのであつた。

三島はこういう嘆きを放ちながら、親しい小林秀雄よりも丸山真男を、
たぶん、高く評価していたんだろうね。