【老人と海】ヘミングウェイ【武器よさらば】
https://hametuha.com/news/article/30373/
新潮12月号にヘミングウェイ晩年の未発表小説「中庭に面した部屋」が掲載 11月7日発売 昔scが老人と海を絶賛していたと知って
ガッカリしたな A Room on the Garden Side. 【訃報】歌手・成田賢さん死去 73歳 「サイボーグ009」「電子戦隊デンジマン」主題歌
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1542078793/
836: [sage] 2018/11/15(木) 13:26:16.22 ID:AaNB81uv0
「誰がために」を「たがために」と読むことを009の歌で知ったがこの言葉をこの曲でしか使わなかったわ
837: [sage] 2018/11/15(木) 13:39:17.27 ID:tZc9TD1p0
>>836
ヘミングウェイの本とか読まないか?
839: [] 2018/11/15(木) 15:49:45.46 ID:usIPOuDp0
【雪国住民、誰がために戦う】もうみんな、豪雪地帯に住むのやめようよマジで
http://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/sky/1542250388/
>>837
一般庶民はヘミングウェイなど興味ない 「ヘミングウェイで学ぶ英文法」
「ヘミングウェイで学ぶ英文法 2」
ともに、\2000くらい! いろんな人が訳しているが、誰がいい? いいのポイントは、
@ 原文の持つ特徴的な文体を忠実に再現
A 誤訳がない(少ない)
B 日本語として読みやすい 『日はまた昇る』は岩波文庫の谷口陸男訳がすぐれている
この人の『夜はやさし』や『怒りのぶどう』も名訳 ありがとう。でも「日はまた昇る」は新潮文庫の高見訳で読んだ(なんでこの人に訳させたのかと思うくらい変な訳)。機会があれば、岩波文庫で読み直してみるよ。 ヘミングウェイの短編をほとんど読んだことがないのだが、おすすめを教えてくれませんか? >>574
「キリマンジャロの雪」でいいんじゃないの。 >575
ありがとうございます。タイトルは聞いたことがありますが、未読でした。早速読んでみたいと思います >>574
しかし今さらなぜヘミングウエイの短篇なんぞやを。 なぜ村上とか柴田はヘミングウエイの翻訳を手掛けないの?
(興味がない?) 村上春樹は初期の長編と短編が好きで
二人はあまり老人と海は評価してない
そこらへんは新潮社は高見浩訳で出してるから
二人が訳す必要がないって感じかな ヘミングウェイの短篇はいいねえ。初期の長編と言うと、「日はまた昇る」かな。「老人と海」は自分もあんまり好きではない。
新潮文庫の高見訳があまり好きではないので、ふたりのうちのどちらかに訳しなおしてもらいたかったのだが。
いろいろと教えてくれて、ありがとう。 なんで後期の長編は「意識の流れ」なんて異物を取り入れようと思ったのかわからない
自分の持ち味全否定じゃん
抑制された文体がめちゃくちゃだよ
あと絶対ヘミングウェイはナルシストなんだから三人称より一人称視点の方があってる 面白い長編なんて「日はまた昇る」と「武器よさらば」ぐらいだろ
あとギリギリ「移動式祝祭日」 『老人と海』の出だし、
───────────
かれは年をとっていた。メキシコ湾流に小舟を……───────────
こんな感じ。たしかに三人称ですね。 >>584
He was an old man who ....
なぜ三人称で「老人と海」を書いたのか、そのあたりについて解説している本はある? 意識の流れの手法は三人称の方が効果を発揮するんだよ
手本にしたフォークナー、ジョイスの作品も圧倒的に三人称の方が多かった あまり詳しくは書かれてないけど、三笠書房のヘミングウェイ全集別巻で谷口陸夫がそのへんを愚痴ってた
がらにもないことしてんじゃねえ!って
ヘミングウェイを神格化することなく割とボロクソに書いてるからオススメ >>587
ご教示ありがと。新型コロナが収まったら、図書館へ行って読んでみるよ。 むかしむかしに読んだ「誰がために鐘は鳴る」
読み返してみる
先ず掲げられているのがジョン・ダンの言葉
そうか、ひとは孤島ではないのだ rope-soled shoes
この辺りのこだわりがいい 今、「桟橋の老人」読んだんだけどめちゃくちゃ良いな
どうしてこんな淡白な文体で、当時のヨーロッパの空気と悲惨さを伝えられるのか本当に不思議 >>592
ヘミングウェイの短編が素晴らしいのは言を待たない。問題は何人かの人が指摘しているように、長編だろう。 『持つと持たぬと』『河を渡って木立の中へ』を読んでいるのは変人か? >>595
とっくに改訳の時期なのはわかるが、なぜ新潮社は高見浩を起用した。彼の個人訳全集でも出版するつもりなのか。ミステリー畑の翻訳者だから悪いとは言わないが、彼の日本語にはリズムと格調が欠ける。 >>592
桟橋の老人ってタイトルですか?
検索してもどれのことかわからなかった oldman at the bridge だから桟橋でもなんでもなかった ずいぶん前なんだけど「日はまた昇る」は読み終えるのにほんと難儀した
面白くないというのが理由なんだけどもう義務感と意地だけで読み終えた 『日はまた昇る』はヘミングウェイの長編のなかでは面白い方では? 『海流の中の島々』は途中で投げ出して、放置したまま積読の状態で、もう十年以上。 日はまた昇るは当時のスペインとかパリの雰囲気や文化に興味ないやつはキツいかもね
秀逸な会話や情景描写もそれありきだし 『日はまた昇る』はヘミングウェイの長編ベストというのが学者の通説 「日はまた昇る」の様々日本語訳者のなかで最も原文の良さを引き出せたのは、昭和初期の高村勝治なんじゃないかと今でも思う。
基本的に原文に忠実に訳していて、めちゃくちゃな文章もあるけど、無駄な改変がなくてコンパクトで読みやすい。
ひらがなが多いのもよい。
特にジェイクがおかまにキレるシーンで「ぼくはおこった」とだけしか書かなかったのはセンスを感じた。 ヘミングウェイは読もうとおもったら誰でも読める
基本的に絵本レベルで簡単な単語しか使われてないからね
長編はかなり根気が必要なのは当然として 自分は「日はまた昇る」講談社英語文庫のやつポチって読んでみたけどかなりキツかった
普段の五倍ぐらい読むのに時間がかかった
でも俺みたいな低脳でも読めるんだから大抵のやつは読めると思う ただ最後のページまでいったからといって読めたとは限らんがな
その辺のところがわかっとらんようだな >>601
そのままI got angryだったよ
でも、翻訳者はなんでも高尚な文章にしたがるし、やっぱりそのまま直球で訳すと味気なくなることも多いからね。
そこをあえて直球勝負をするのは勇気があったんだなと。 >>614
ありがと。いろいろ訊いて悪いけどほかの人は、どう訳しているの。じぶんは高見訳で読んだが、いま手元に本が無いんで。 自分も今は高見訳が手元にないんで申し訳ないが、「ぼくは突然、怒りが胸の内から湧き上がってきた」みたいな回りくどい訳だったと思う。特にこのシーンは訳によって差が激しかったから自分でも気づいた。 >>616
おお、早速ありがと。原文とはずいぶん違うし、誤訳とは言わないが、明らかに訳しすぎだ。これではヘミングウェイの文体の良い点を消しており、極論すれば、彼の作品を否定することにもなりかねない。翻訳とは難しく厄介なものだ。 >>601
『スミルナの埠頭にて(On the Quay at Smyrna )』が頭にあったんじゃない? たぶん最高の短編は「雨の中の猫」だろうな。
一文ずつにすべて意味がある。 >>620
「やっぱり短編、作家別この三作を選ぼう」のスレに書き込みしたものだが、同志がいて嬉しい。 >>621
おれ馬鹿だから、子猫が妊娠の願望の象徴だって長い間気づけなかったよ。気づいてから一番好きな短編になった。 ヘミングウェイは不器用な作家だと思われがちだけど、メタファーとかいろんな手法を用いてるんだよな
その中でも「雨の中の猫」はすべてが隠喩的と言っていい >>622
俺、今の今まで気づいてなかったよ。教えてくれて、ありがとう。 中上健次は絶対にヘミングウェイの影響を受けていると思う。
枯木灘の「穴を掘るのが好きだった」のくだりとか。
なんで言及されないのか謎。 個人的にはフォークナーと同じぐらい今のポストモダン文学に影響を与えていると思うけどなヘミングウェイ
ガルシアマルケスのそっけない「語り」もかなりヘミングウェイ入ってるし >>618
スミルナの埠頭って何かと思ったら「我らの時代に」の冒頭のやつか 『日はまた昇る』の冒頭で、ロバート・コーンについてけっこうな文量で語ってるんだけど、あの描写が意味するものをつかんでるヒトいるかな??
ギャツビーとかオブロンスキーについての語りなら、鏡としてなんとなく類推できるんだけど ロバートコーンが「日はまた昇る」という作品のテーマにもっとも合致した人物だからじゃない
特にやりたいことはなく、コンプレックスを解消するために金と時間を浪費する人生
それを自覚しながらも南米に行こうとしたり、自分を変えようと試みるも出鼻をくじかれ、女を追いかけ回して最後は完全に尊厳を破壊される
それでも変わらず太陽は昇り、世界は回り続ける
作品の真の主人公はブレッドでもジェイクでもなくコーンだと思うよ 老人と海】
シイラは英名でDolphin Fishと言います。
この為、ヘミングウェイの有名な小説、老人と海ににおいてシイラが
登場するのでありますが、初期の日本語訳では、何とイルカと訳して
しまったそうで、どうも話がしっくりしなかったとか・・・。
これを末広恭雄博士が指摘し、後に、イルカからシイラに訂正翻訳
されて出版したという有名な逸話があります 食わず嫌いだったんだけど『日はまた昇る』読んだら非常に面白かった。
ヘミングウェイってマッチョなイメージだったけどこれマッチョなのか? マッチョとは真逆のコンプレックスまみれの哀れな男だよ
ヘミングウェイは
日がまた昇るの主人公が不能という設定なのは、ヘミングウェイが短小で、それに対して劣等感を抱いていたから 「日はまた昇る」と「武器よさらば」は大久保康雄訳で読んだけど新潮文庫の新訳はいいの? 高村勝治訳が一番
戦後すぐの翻訳だけどamazonで100円で買える
大久保訳ははっきり言ってゴミ スポーツ好きの作家なんて珍しいからマッチョなイメージになっちゃったのかな?
小説の主人公たちはマッチョというより普通よりちょっと享楽的な人たちって印象なんだが 「日はまた昇る」の頃の若者は第一次世界大戦と世界恐慌の影響で荒れに荒れてたからな
日本の氷河期世代なんて鼻で笑えるレベル
アル中にならなきゃあんな時代やってけなかったろうさ ヘミングウェイの青春は、第一次世界大戦の戦場でトラックの運転手をやっていたこと以外ただの平凡なものに過ぎなかった
壮絶なイメージはほとんどスペイン内戦参戦と自殺のせいだと思う
二つとも自業自得
飛行機事故で負傷したのは少し可哀想だったけどね >>639
その通り。『嵐が丘』の鴻巣といい、新潮社はきちんとした訳者に依頼を出すべき。 世間では文豪ヘミングウェイてイメージあるが日本の文壇では大江、中上のフォークナー、春樹のフィッツジェラルドと比べて軽く見られてないか? >>644
ヘミングウェイ『日はまた昇る』と村上龍『限りなく透明に近いブルー』を
比較して読むと面白い >>644
ヘミングウェイの丸パクリと言える作家は小川国夫ぐらいかな
村上春樹はチャンドラーのファンだから間接的にヘミングウェイの影響を受けてることになる ヘミングウェイの真髄は短編だから、影響を受けた作家が日本における「文豪」になるのは無理だろうな
ヘミングウェイ自身の長編も面白いけれども、本質的にはただのオナヌーだし 英米文学におけるヘミングウェイって日本文学における志賀直哉?
簡潔な文体を確立して多大な影響を与えるという 日本のヘミングウェイは中上健次かな
なんだかんだ言って中上がいちばんスタンダードな文体だと思う >>650
枯木灘の頃はヘミングウェイっぽい感じだったよな
簡潔で明瞭で修飾する言葉が少ない
でも後期は完全に逆方向に行ってしまった
文体までフォークナーにならなくても良いのに 近代アメリカ人男性の文体を造り上げたのはヘミングウェイ
近代日本人男性の文体を造り上げたのは夏目漱石 志賀直哉の文章を模範にした人のが多いんじゃないか? >>653
流石にそれはない
日本だとヘミングウェイは地味な存在だけれども
アメリカ本国やラテンアメリカやイタリアだと神のような存在だから
文豪の中でも少なくともガルシア=マルケス、カルヴィーノとかが影響を受けてる 川端、谷崎、太宰の文体の方が現代に影響力強そうだが
彼らが漱石の影響受けてるなら、漱石から始まったと見てもいいが 鷗外や露伴の文体だと漢籍の影響が強すぎて普及しづらいんだよな中島敦なんかはその直系になるんだろうけど
漱石の場合は寄席の話しことばの雰囲気が作品に残るんだよね
ハードボイルド系の文体は、チャンドラーは言うまでもなくポールオースターにも感じるからもう共有財産にまでなってるThe Sun Also Risesあたりが源流だと思うが というかハードボイルド文体はヘミングウェイが体系化しただけで、似たような文体の作家はヘミングウェイ以前にもいた
漱石の夢十夜とかカフカの短編とか、なんなら聖書の文章だってヘミングウェイっぽいと感じることがある 関係ないけど村上春樹ってどの辺がフィッツジェラルドなんだ
長ったらしい比喩表現とか? 漱石が文壇で持ち上げられたのは戦後じゃないかな。江藤淳ー柄谷行人ラインで。戦前も人気作家とは言え。
やはり志賀直哉が日本文学の正統と思われててそれで無頼派の三人があれだけムキになって叩いた。