小島信夫4
生涯に渡り文学の最前衛をひた走った偉大な小説家。 近年再評価が著しく、若手作家らに深甚な影響を与えているこの作家について語ろう。 □前スレ 小島信夫3 http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/book/1284795245/ 漱石を読む読み終わった 全体的に凄く面白かったよ 小島信夫しか書けない内容だったし 明暗読みたくなった 鎌田哲哉(批評家) 『TOCHKA』は松村浩行にとって、『地下室の手記』ないし『精神の氷点』に相当する作品なのかもしれない。ドストエフスキーや大西巨人が、後年 の長編小説に至る以前に一度はそれらを書く必要に迫られた仕方で、松村もまた、人生の空費と見紛う荒廃と衰弱を敢然とくぐり抜けようとしたの かもしれない。 >>94 遅レスですが、『明暗』ぜひ読んでください。一生涯付き合える本です。 小島信夫を初めて読もうとして、何から手を付けるか色々調べてみて 「美濃」に興味をひかれてます。これを最初に読むのもありですかねぇ? このスレ読んだ限りでは他の作品から入るオススメが多い感じだけど・・・ 俺は最初に美濃読んでド嵌りしたから問題ないと思うぞ >>100 ありがとうございます。 読んでみようと思います。 美濃を挫折したりつまらんと思ったらベタだが抱擁家族読んでみて。 「女流」と「抱擁家族」読了しました。 どちらも面白かったが、自分には女流の方が好みでした。 心理描写とかがなかなかに良く、この本、もう少し名が売れても いいのではと感じたな。 少し他の作家の本読んでから、次は「うるわしき日々」にいく予定。 これも楽しみです。 うるわしき日々の間に幾つか氏の別の作品を挟んだ方が 良いと思う。 うるわしき日々は内容の年月たっているし面白いのでもったいないよ。 テニヲハの狂った美しい語法 テニヲハの狂った恐るべき認識 テニヲハの微妙な表情 少しずつずらされて行くテニヲハのちぐはぐの用法 菅野満子の手紙をようやく読めたよ 正直寓話はついていけなかったんで不安だったんだが 噂にたがわぬ出来で本当に良かった 女流とセットで復刊してほしいなあ 寓話と菅野満子の手紙はある程度小島信夫の作品を追ってないと つらいってのも出版社で復刊されない理由にある気がする 特に寓話は正直森敦も読んでないと意味わからん気が この前古本で女流の文庫版を手に入れた 読んでるとなんか体がかゆくなってくる 芥川、太宰、三島のような作家は若くして自殺したことで過大評価されすぎている。 彼らが九十くらいまで生きていれば、小島や安岡以上に評価されることはない。 またくだらない寝言を(笑 じゃあ、小島はどの作品を書いた時点で自殺したらよかったんだい? 安岡はどの作品のあと? 作家として小島は91まで生きたことに意味があったと思うけど 安岡は作家としてはもう晩年は終ってた気がするがなあ 別れる理由読み終わったよ 面白いとか面白くないで図る作品ではないけどやっぱ疲れるね あらすじだけ聞くとめちゃくちゃ好奇心そそられる作品だけど でも、菅野満子の手紙や寓話に繋がるような電話を作者にかけてきてからの前田永造の不気味さとか 冒頭のアンナカレーニナと作中人物を重ね合わせるような部分やら要所要所で面白かった。 1002 もう一つの戦国物語──紀州・雑賀孫市の闘争と流離 1006 百年後の大逆事件──日本近代文学の呪縛と「現在」 1107 「無頼派」の戦中・戦後──石川淳の“政治小説”を中心に 1201 中野重治と昭和天皇 1208 近代女性文学の百年──変相するジェンダー 1302 「俗情との結託」再考──大西巨人と野間宏 1309 金石範論──「在日」ディアスポラの「日本語文学」 今日ブックオフで、寓話初版美本200円で購入。 探し続けていれば出会うもんだな。うれぴー。 いいなーそういうの 俺は別れる理由全三巻を3000円で買えたぐらいしかないや そもそも抱擁家族以外をほとんど古本屋では見かけないし・・・ 別れる理由全三巻3000円は俺も東京の某古書店で見かけたけど ボロいから買わんかった 夏葉社から12月に久々に新刊が出るね 未収録作品集で最晩年の作品ばっかだとか Interview:安岡治子(安岡章太郎さん長女) 「死にたい」口癖だった父 晩年の講演など収録『文士の友情』に寄せて 毎日新聞 2013年11月25日 東京夕刊 「第三の新人」を代表する作家で、1月に92歳で死去した安岡章太郎10+件さんの『文士の友情 吉行淳之介の事など』(1995円、新潮社)が刊行された。晩年に発表したエッセーや講演、座談会 を収録。吉行淳之介をはじめ、遠藤周作、島尾敏雄、小林秀雄ら同時代を生きた作家との親密な交流が 伝わる。安岡さんの長女でロシア文学者の安岡治子さん(57)に父親の記憶や本書に抱いた思いを聞 いた。 ■ ■ 「吉行さんと父は、無比の親友以上にお互いの半身を分け合っているようですね。吉行さんが亡くな り、島尾さんが亡くなり、自分も大病して死を見つめている。死が一つのテーマになっている本だと思 います」 吉行と連れだって島尾夫妻を見舞いに行った帰り道、2人で千葉・市川の駅前で食べたチャーハンの うまさ。その味を短編に取り込んだ吉行の巧みな筆さばきを安岡さんは称賛する。1994年、吉行の 死を電話で知らせてきたのは遠藤周作だった。安岡さんは遠藤を代父として洗礼を受け、96年、今度 は遠藤への弔辞を読んだ。 91年の講演「夕方の景色」では、口癖でもあった「死にたい」という嘆きについて述べている。こ の欲求は、日本人が故郷に帰りたいと思う気持ちと同じだと分析した。治子さんは「原稿を書いている 時も散歩している時も、わりと大きい声で『死にたい』ってすぐ口をついて出る感じで言ってました。普通のおうち(の父親)もそう だと思っていたんですよ……。やっぱり作家の家は変ですよね」と懐かしむ。 ■ ■ <治子さん、君は少し旅というものを楽しんだらどうかね>。今も心に残っている安岡さんの言葉だという。「5、6年前、京都へ 桜を見に行ったときのことです。あくせく父の世話をして、つつがなく旅を終わらせようとしていた私に父が言いました。与えられた 人生という『旅』を楽しんでいるのか、楽しまなければいけないよ、と言われた気がしています」 劣等生を描き、屈託の多い人生を送った安岡さんらしい一言。本書はその「旅」の途上で得て亡くした友人たちの記録である。【棚 部秀行】 初期のエッセイでは第三の新人の作家への言及が結構あるけど 後期になればなるほど森敦とかの話題ばっかになるよね やっぱりそんなに仲良くなかったのか、それとも第三の新人の作家たちがあんまりパッとしなくなってしまったからか Windows Vistaで、コンピュータの動作が遅くなった場合の確認事項 小島信夫『静温な日々』三分の二まで。『ラヴ・レター』表題作他とエピソードが重なっている。とめどもない、という語りの迷路と、そこから滲み出る寂寞とした叙情。 このタイミングで残光を品切れのままにしてる新潮社はおかしい 講談社『「われらの文学11』」105円ブコフで 「アメリカン・ハイスクール」なにこれ、日本語文法破綻しとる 「小銃」あれれ、もしかしておもろい人? 「馬」あわわ、かなりおもろい人w 小島信夫はやはり「美濃」を読まないと。良くも悪くもこの作家を知る上では。 でもこの人の最高作はなんつーても「漱石を読む」 これにこそ彼の真髄が凝縮されている >>135 そのへんの外しっぷりが合うなら小島作品はどれでもいけると思う! そういや講談社文芸文庫で6月に初期作品集が出るらしいね タイトルに「初期作品集」「後期作品集」ってついた2冊が廃刊になったのはこれからまた短編を出していくぞ!ってサインかと思ってたけど、新刊も「初期作品集」なんですね まぁ、収録作が本当の意味での初期作品っぽいしね 裸木とか 「アメリカン・スクール」 小島信夫 323位/466作品。日本語小説。 戦後世代作家の鬼才小島信夫の初期作品集。短編集である。 芥川賞をとった「アメリカン・スクール」は何が面白いのかわからないが、戦後における英語教師を描いたものとして 資料的価値があるかもしれない。戦争を題材にとった作品がいくつかあり、戦争の様子をうかがい知ることができるが、 面白いことなど何も書いてはなく、「鬼」において、 「軍隊で私はぐずで暮らした。ぐずで暮したことが、意外に私の生命を長びかせた」 という文章が印象深い。戦争とは、そういう側面もあるのかもしれない。 唯一、娯楽として面白い短編は「馬」くらいで、主人公の嫉妬と奥さんが勝手に家を増築することに対する懐疑が幻想をまじえて語られ、 たいへん面白い。 全体としては、やはり、純文学などつまらない読み物だという感想である。 「アメリカンスクール」に「鬼」は入ってないですし誰です 娯楽読み物としてもいけそうというと「殉教学院」くらいかな 「若い読者のための短編小説案内」を間に受けすぎると「馬」しか読めなくなるよ 「アメリカン・スクール」とかそのまま読めばギャグ漫画なのにテーマを探そうとするからつまらなく見える まずはキルケゴール読まないと。 あとメタフィクション。 『漱石』読んだら、秋聲、ジェイムズ。 1002 もう一つの戦国物語──紀州・雑賀孫市の闘争と流離 1006 百年後の大逆事件──日本近代文学の呪縛と「現在」 1107 「無頼派」の戦中・戦後──石川淳の“政治小説”を中心に 1201 中野重治と昭和天皇 1208 近代女性文学の百年──変相するジェンダー 1302 「俗情との結託」再考──大西巨人と野間宏 1309 金石範論──「在日」ディアスポラの「日本語文学」 1410 ポスト戦後の「戦争文学」──安岡章太郎以降 1002 もう一つの戦国物語──紀州・雑賀孫市の闘争と流離 1006 百年後の大逆事件──日本近代文学の呪縛と「現在」 1107 「無頼派」の戦中・戦後──石川淳の“政治小説”を中心に 1201 中野重治と昭和天皇 1208 近代女性文学の百年──変相するジェンダー 1302 「俗情との結託」再考──大西巨人と野間宏 1303 嵐より甚しい凪──古井由吉論 1309 金石範論──「在日」ディアスポラの「日本語文学」 1405 「風景の発見」再考──『日本近代文学の起源』の余白に 1407 〈受苦〉より〈共苦〉へ──石牟礼道子の作品世界 1410 ポスト戦後の「戦争文学」──安岡章太郎以降 小島信夫短編集成出たね 逆にこんだけ出して菅野満子の手紙とかを出さないのはなんでだ? 2015年 生誕100年 2016年 没後10年 ここに向けて今短編であっためておくのはいい戦略だと思う 今場所は苦戦したけれど…遊牧民・逸ノ城の人気はすごい 絓 絓 高橋沙奈美 相澤里沙 阿部善彦 丸山空大 山本伸一 松山洋平 奥山史亮 袴田渉 塩崎悠輝 袴田玲 須藤孝也 we fly together オレンジ薫る みんな 景色 古びてゆくんだかららら それぞれの想い 時計 クロニクル you and 確かめたくて a day day by day we all fade out anyone for anyone 幽遠な宇宙に with love one love 日々は 君と僕は 祈り 高鳴り 踊り finding light we fly forever 波のよう 体温 感じて 有限の理性を 越えてゆく からだ we want sweet life everyone 求めて 涙 あふれて with love one love 日々は 君と僕は 祈り 高鳴り 踊りだそう everyday, so... 吃音学院に感動した。 最初は爆笑しながら読んでて、途中から妙な現実感が迫り、 自尊心をすりつぶすかに見える素晴らしいラスト。 小銃も良かったけど吃音学院の方が文体が飛び込んできて良い。 >>165 6月から全10巻。まず別れる理由から刊行。 長篇まで出すんなら全集にすりゃよかったのに 批評集成、短篇集成の全巻買ってるやついる? 日本文学の誇る不思議系の巨匠! このひとの言葉で脳が脱臼した人は幸せ? それとも不幸せ? まあクセになるだろうから死ぬまで完治はしないが・・・ なんで? 普通に売ってるぞ 批評集成、短篇集成全部買ったし、特典もつくから買うしかねえ! いや、高くてきつい。 新装版登場で古本の価格が下がる&出回る から、そっちを買おうかな。 この勢いでどっかから小島信夫対談集とか出ないかな 講談社文芸文庫の森敦との対談集があんまりにも面白かったからもっと読みたい まあ、高いのは確か 飲み会一回ガマンすれば1冊買えると思って節約してるよ 対談集は確かに出してほしい しかしなんで全集にしなかったのかな 売上の見通しが立たないとリスクあるのは分かるけどね エッセイ本が微妙に漏れてるのが気になる 実感女性論とか 幻戯書房から出てる未収録エッセイ集(こっちも高い!)もあるけど、これは選集だしなあ まあ、ほぼ全集が出たわけで近年の作家としては恵まれてる方ではあるね 後藤明生は結局全集は出ず、電子書籍で出たのみだった まあ、激安なのでこれはこれでいいけど 全集とか、未収録エッセイ出すのは勿論分かるんだけど、いい加減保坂和志と小島信夫との対談イベントで録音した音声を世に出して欲しい 小島信夫が一体どういう喋り方をしていたのかってのは全くわからないし、対談やインタビュー本を読むと相当小島信夫らしい語り口で話していたみたいだから是非聞いてみたいと思うんだよね どうもネットで調べてみると古谷利裕とか保坂の周辺にいる人は音声ファイルを貰っているっぽいし、そういう小島信夫を使った専制政治みたいなことはやめてほしい 抱擁家族のレビューには「文体が独特で読みにくい」という書き込みが多く見られるのだけど、あれのどこが独特なんだ? あの時代の純文学にしては、比較的軽くて読みやすい文体だと思ったのだが。会話文も多いし。 >>179 同感 「録音ではあの空気は伝わらない」とかつべこべ言ってないで出してほしい >>180 そうかな。なんか読むのが辛くて読みきるのに5日くらいかかったぞ 軽く読める文体とは思わないな 死んでからいっそうビッグネームになっちゃったから読まないくせに買うやついるよな。 文学と人生なんて品切れのせいでAmazonで付加価値ついて8,000円だってよ。 こんなもん新潮文庫で420円で出しときゃ良いのにな。 本来アクセスしやすいはずの文豪だろう、小島信夫って。 来年没後10年ということで文芸文庫はとりあえず頑張ってくれそうだけどな ま、今年も生誕100年なんだけど… 抱擁家族 (講談社文芸文庫) 文庫 - 1988/1/27 殉教・微笑 (講談社文芸文庫) 文庫 - 1993/12/3 うるわしき日々 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2001/2/9 対談・文学と人生 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2006/2/11 月光・暮坂 小島信夫後期作品集 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2006/10/11 墓碑銘 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2007/9/10 美濃 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2009/11/10 公園/卒業式 小島信夫初期作品集 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2014/6/11 靴の話/眼 小島信夫家族小説集 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2015/1/10 城壁/星 小島信夫戦争小説集 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2015/7/11 文庫になったら読むとか言ってる奴は一生読まない それだけの読者だってことさ 俺は毎月集成買ってるぞ read.cgi ver 07.5.0 2024/04/24 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる