理解力が足りないのはゲーデルに限った話ではない。
マルクスは「資本論」を古典派経済学批判について書いた、
というくだりを読んだ時点で駄目だと思ったけどな。

正しくはPolitical economy、すなわち経済政策(あるいは政治経済学)批判であり
この語の中にはプルードン的社会主義政策も含まれる(現代でいえばケインズ経済学のようなもの)。
以上の文脈において上部構造/下部構造という二分法
すなわち経済決定論が提唱された。
これは一種の必然論(自然主義)でありマルクス主義が科学主義だとされる最大の根拠だ。
こんな基本中の基本を無視したら駄目だろう。