うーん、例えば日本には文物としての仏教は入ってきたが
インド人が来た訳ではないとか言っていますが。
もちろん東大寺の大仏開眼の時に来ているわけです。
東大寺は華厳宗だから当時の世界宗教ですよ。
半島や大陸とのつながりが非常に強い。
であるがゆえに大唐帝国の礎石たりえたわけで。

被差別部落の起源についても本願寺の転向による、と
世界宗教論との絡みで言っていますが
江戸時代も西本願寺は順調に勢力を伸ばして幕府を倒していますから。
幕末の思想家で古典派経済学の自由貿易論の観点から開国を唱えた横井小楠は
真宗はキリスト教に近いと喝破している。
となると、明治政府は世界宗教の原理に基づいて
大陸に進出した、となるわけですよ、柄谷ロジックでは。
実際、植民地化された朝鮮半島で勢力を伸ばしたのは真宗派の僧侶なので。

喋る端からボロが出る。
それがカラヤンだよ。