>>419
戦闘の場面のページ数の話ならドン・キホーテってそういう小説じゃないからねぇ
風車の場面だってわずか三ページ
サンソン自身が言うとおり、「このほかには何一つお話しなければならないことはないのです」
何が起こったかについてのあっさりとした描写よりも、どう受け止められるかについて延々対話し続ける

だからこそ、木に人間の足がたくさんなっている!っとサンチョがおびえて、合理的な説明がつけられるかと思いきや、本当に盗賊をまとめて縛り首にしたエピソードとか効果的
ちなみに、サンチョに「驚くことはない、まとめて縛り首にしているから都が近いというだけじゃ」といわれ、その後サンチョはおびえなくなる
「見えるものにおびえることはない」という後編を貫くトピックス/トポスのひとつ