0490吾輩は名無しである垢版 | 大砲2015/05/06(水) 13:18:08.96 終盤で、ショーシャ夫人の夫ペーペルコルンが登場して、 ハンスはガツンと殴られたような衝撃を受ける。 学問や理論だけの人間の薄っぺらさに気づいて、 実人生で充実した人物の魅力に心を奪われる。 しかし、これとても物語の本筋なんかじゃない。 この小説世界のどこかに俯瞰する視点があって、 つまり主役は人や理論ではなく、「時間」であるかのような。