>>132
調べてみたんですけど、
発案は、オランダ人説、沢野忠庵説が、あるらしいが、
不明らしいです^^
「踏絵」は、春の、季語らしくて、

「踏絵して生きのこりたる女かな」虚子

っていう、歌も、あるらしい。
ちょうど、おれ、今、河合隼雄さんの、『日本人とアイデンティティ』
っていう、本読んでて、その中で、河合さんが、遠藤周作さんの、
小説『沈黙』について、語られてる。
ちょっと、抜粋してみるね^^

以下、『日本人とアイデンティティ』河合隼雄、P、141より

司祭が本国にとどまるかぎり彼の信仰はそのままであったことだろう。
しかし、彼が日本のトモギ村の土を踏み、日本の塩魚を食べる過程で、
それらは抗しがたい力をロドリゴ司祭の心の奥にまで及ぼしていった
のである。日本の土はキリストまで変えてしまったのか、それは解らない。
しかし、少なくともロドリゴ司祭の耳に聞こえて来るキリストの声の
内容は変ったのである。この際、「踏むがいい」と言ったのは仏様であると
思う人はあるまいし、またサタンの声であるとも言い難い。

(続く)