あれは別に悲しい話じゃない。ふつうの人間は目的をもって生まれてこない。何をするのも自由。それが幸せなのかどうか。他人の命を救えるなら、生まれてきた価値があるんじゃないか。
ドナーが徹底的に臓器移植を拒否しようとすればおそらく可能。絵や作品を先生に見せるだけでなく、社会的に成功を収めれば世間からちょっと待てよという声がかかる。
そういうのもなく、ただ漫然と生きるよりは他人の役に立って死ねるなら満足の行く人生という考え方もあるだろう。