読売新聞にいい記事が載ってましたよ
「思い継ぐ紙の本」/中学生 蓮池遼太郎 14歳(東京都三鷹市)
学校の国語の授業で太宰治の「走れメロス」を読んだ。自宅で父に話したところ、書斎から本を何冊か持ってきてくれた。父が中学生の時に読んだという太宰治の本だった。
古くて、紙は茶色く変色していた。しかし、父が読んでいた本だと思うと感慨深く、その古さが、むしろうれしかった。確かに電子書籍は便利だ。紙のように古くならないし、
紙の本より値段が安いものもある。しかし、人の思いを受け継ぐには、紙の本の方が良いと思う。僕はこれからも、この本を大切にしたい。本棚に大事に並べるつもりだ。
大人になった時、自分の子どもに譲りたいと思う。