>>667
芥川の「桃太郎」は、まさに人の心を価値観の側面から描くことにとどまっている好例だ。
人の心そのものを物語として成立させている『お伽草紙』とは比較にならない。

アイデアはパクッたかも知れないが、内容は別次元のものだ。
それが太宰の製作技法ということでもある。