上田秋成
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まろではなくまろやだったか。
今蛇性の淫読み返してるけど、この無駄のない文体はすごいな。 中学の頃に中上経由で辿り着いたな
雨月・春雨ともに今でもよく読み返します >>1乙
このスレ戯作全般OKとかにならないかな?
無理ならいいんだけど。 「血かたびら」は上代語も交えているんでしょうか
あそこまでいくと「俺以外は誰もわからなくていい」みたいな感じ。トッポいな 導入がほんとにうまいいつのまにか虚実皮膜のあわいへ 春雨は「やっぱ雨月と比べちゃうとねえ…」て残念感がぬぐえないな
「二世の縁」のシニカルな感じは好きだな 二世の縁繋がりで円地文子知ったのも収穫だった
周りに本読む人間が全くいないので自分で色々と辿って行くのが面白い
石川淳も中上もここから知った ちくま学芸文庫の雨月物語はいただけない
話をぶつぶつ区切って講釈がはじまる。邪魔です
作品の印象も変わるよ。後ろでまとめてやるべき
角川ソフィア文庫のがずっといいな なんで宣長に論争で負けたことになってるのか分からん
秋成のほうがずっと妥当な事いってんだろ >>21
神話の解釈としては宣長の言ってる事のほうが妥当だと思う
一方が神話の話をして一方が現実の話をしてるから話がかみ合ってない 断然秋成支持派
宣長派の言い分ばっか聞こえてきて腹立つよな
橋本治とか論争の内容に深く立ち入らずに秋成は嫌なやつとか印象操作してるし >>8
良いんじゃないでしょうか
ついでに狂歌師俳諧師落語家も入れて江戸期なら何でも良くしましょう >>28
エライね。2chも千のゴミの中に一、二の光るものがある。 膝栗毛は段落ごとに「一首できました」て〆るんだけどなかなかおもろいのもあった 最近岩波文庫で出た「通俗古今奇観」ていうのはこんなもん誰が見るんだよと思ったが意外にも良かった
中国の小説の翻訳。四つ話があって四つとも良い。一コは翻案
庭鐘、秋成らの才人たちが夢中になったのもわかる
まだ売ってるよ! >>35
good tips! thank you! 西鶴は持ち上げられ過ぎかと思います
いかにも書き飛ばしてるて感じ深みなし芭蕉近松と並べられるほどのものかねー 「江戸文学全般」として新たにスレ立てをしてやり直そうではないか 江戸期は難しすぎて学者がついてこれないからなあ…。
絢爛豪華な作品が目白押しなんだけど、言葉の整備もまともにできていないんで、読解もロクにできていない。
で、できないのを素直に認められないから、評価を下げて、あんなのやる価値がない、などと言う。
文学も、サヨクが支配している間は江戸期はムリ。
日本に深く入れこまないと、肉迫できないと思う。鎖国している時代背景ってのは、とてつもなくでかいと思うぞ。
今の主流、春樹なんぞは脱日本だろ(笑 気の脱けた麥酒みたいな文章しか書いていないのが大衆ウケする時代。
なんせ大江だ。政治の世界で、自民党の長老どもが安倍の足を引っ張る構図に似ている。左右が逆だけど。
雜俳、川柳、狂歌あたりの短詩型文学でさえ、好事家の仕事がいまだに主流だろう。
ましてや、西鶴、近松、…なんぞは網羅して解説できるやつなんぞ、絶無だ。
だから、文学部なんてつぶしてしまえ、なんていわれるんだよ。 原文で読もうとしたが断念しました
口語野郎と罵ってください 秋成選集とかどっか企画してくれんかな
この人の存在は大きいんだよ もう殆ど翻訳だって言っていい中国文学の翻案でしかないじゃんw Tales of Moonlight and Rain ひな子
ほう…呉春と上田秋成が友だちで円山応挙が師匠だけど応挙は呉春を莫逆の友とみなしてたとな…楽しいな天明京都…
10 Feb 2017
Max Kimpara
紀伊国屋新書の、たとえば橋川文三の「ナショナリズム」が村上一郎の企画担当たることは有名。
森田喜郎の上田秋成論もそうだ。荒川幾男の三木清論は石田禎郎であり村上ではないようだ。
しかし村上の関与したものは多いと思うが総体について誰か調べてないものか。
13 Feb 2017
仮厦
仏法は大慈大悲の志願なれば貴むべし。僧徒こそ忌はしけれ 上田秋成『遠駝延五登』
ーーナザレのイエスは大慈大悲の志願なれば貴むべし。キリスト教徒こそ忌はしけれ
15 Feb 2017 ηαυατο υοσηιδα
明けぬるかほのかすみつつ山の端のきのふの雲は花になりゆく
宿かさぬ人のつらさをなさけにておぼろ月夜の花の下ぶし
うらやまし心のままに咲きてとくすがすがしくも散る桜かな
いつか我が渡りもはてむ寝たる夜の夢よりのちの夢の浮橋
死ぬもよし死なぬもよろし又ひとつどうでもよしの春は来にけり
江戸時代の歌人・尼僧の大田垣蓮月の歌からこの季節に相応しいものをいくつかピックアップしてみた。
近世の歌人としては蓮月が上田秋成と並んでツートップという感じがする。
近代短歌とまた違って古今〜新古今の世界に浸かりつつも
口語的で自由な発想も入り込む近世歌人独特の融通無碍な文体は面白い。
2017年3月31日 『呵刈葭』論争における上田秋成の依拠学説--礪波今道『喉音用字考』をめぐって
釘貫亨
『国語学』第53巻2号(通巻209号)
2002-04-01
http://db3.ninjal.ac.jp/SJL/view.php?h_id=2090880760 白雲に心をのせてゆくらくら秋の海原思ひわたらむ(藤簍冊子) 恵
貞山先生が読まれた上田秋成の春雨宿からの「捨石丸」って、
菊池寛の「恩讐の彼方に」と元ネタが同じなのかな?って話だった。
貞山先生のああいう読み様って、カッコいい。背筋をシュッとさせたまま所作も少なめで訥々と、クールだ。
でも降りると「よっ!」て感じでグッと砕けた雰囲気なのも素敵。
2018年3月27日 「上田秋成は日本のヴィリエ・ド・リラダンと言ってもよい。
苛烈な諷刺精神、ほとんど狂熱的な反抗精神、暗黒の理想主義、傲岸な美的秩序。
加うるに絶望的な人間蔑視が、一方は『未来のイブ』となり、一方は稀代の妖怪譚となって結実した。」
「…ロボットと妖怪。これらは共に人間を愛そうとして愛しえない地獄に落ちた孤独な作家の、復讐的な創造物である。
…怪異の効果は秋成にとっては、ポオよりもさらに、
一種の抗議(プロテスト)としての意味が強かったと私には考えられるからである。(雨月物語について)」
三島由紀夫「雨月物語について 私と古典」文芸往来 3(8) 1949.09 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集11)
島田 雅彦 (翻訳), 円城 塔 (翻訳), いとう せいこう (翻訳), 島本 理生 (翻訳)
出版社: 河出書房新社 (2015/11/11)
生涯で戯れた女性・三七四二人、男性・七二五人―色好みの男・世之介の一代記を描いた、井原西鶴「好色一代男」。
幻想的な怪異の奇譚を優美に綴り、後世の文学に大きな影響を与えた、上田秋成「雨月物語」。
遊郭での最先端の流行を背景に「通」の生き様を描いた、山東京伝「通言総籬」。
優しい美男子と芸者たちとの三角関係をリズミカルに描いた、為永春水「春色梅児誉美」。
江戸、そして大坂。百花繚乱に咲き誇った、一七世紀から一九世紀の江戸期の文学を代表する四作品を、
すべて新訳・全訳で。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています