sato 蓮實重彦の本は昔読んでました。『陥没地帯』という前の小説も読んでます。 でも今回三島賞を取ったからと言って『伯爵夫人』を読むのはちょっと・・。 蓮實の元ネタはどうせヌーヴォーロマンだろうから、仏語がある程度読めるなら原書でロブ=グリエやクロード・シモンを読む方がいいと思います。 2016年5月16日 0110吾輩は名無しである2016/05/19(木) 20:44:55.17 Portrait du nouveau voyeur - Alain Robbe Grillet 2014/01/30 https://www.youtube.com/watch?v=kfK5cbOsgk80111吾輩は名無しである2016/05/20(金) 22:23:06.79 アラン・ロブ=グリエ(Alain Robbe-Grillet、1922年8月18日 - 2008年2月18日) Un régicide 1949年(出版されたのは1978年). 平岡篤頼訳『弑逆者』白水社, 1991年
Les Gommes 1953年. 中村真一郎訳『消しゴム』河出書房新社, 1959年 中条省平訳 同左 光文社古典新訳文庫, 2013年 Le Voyeur 1955年. 望月芳郎訳『覗くひと』冬樹社, 1966年. 講談社文芸文庫, 1999年 La Jalousie 1957年. 白井浩司訳『嫉妬』新潮社, 1959年 Dans le labyrinthe 1959年. 平岡篤頼訳『迷路のなかで』講談社文芸文庫, 1998年
La Maison de rendez-vous 1965年. 若林真訳『快楽の館』河出書房新社, 1969年、河出文庫, 2009年
Projet pour une révolution à New York 1970年. 平岡篤頼訳『ニューヨーク革命計画』新潮社, 1972年 Topologie d'une cité fantôme 1976年. 江中直紀訳『幻影都市のトポロジー』新潮社, 1979年 Souvenirs du Triangle d'Or 1978年 <ロマネスク>三部作 Le Miroir qui revient 1985年 Angélique ou l'enchantement 1988年 Les derniers jours de Corinthe 1994年
Djinn 1981年.平岡篤頼訳『ジン』集英社,1990年
La Reprise 2001年. 平岡篤頼訳『反復』白水社, 2004年 Un Roman Sentimental 2007年
『不滅の女』 ("L'immortelle" 1963年) 『ヨーロッパ横断特急』(Trans-Europ-Express 1966年) 『嘘をつく男』(L'homme qui ment 1968年) 『エデン、その後』(L'Eden et après 1971年) 『快楽の漸進的横滑り』("Glissements progressifs du plaisir" 1974年) 『危険な戯れ』(Le Jeu avec le feu 1975年) 『囚われの美女』(La Belle Captive 1983年) 『狂気を呼ぶ音』(Un bruit qui rend fou 1995年) 『グラディーヴァ マラケシュの裸婦 』(C'est Gradiva qui vous appelle2007年) 0112吾輩は名無しである2016/05/23(月) 10:51:06.74 マグリット展を見てアラン・ロブ=グリエを想う 2015-07-13
『ヌーヴォー・ロマンのために』 0116吾輩は名無しである2016/05/29(日) 12:01:58.19 / ̄ ̄ ̄ ̄ \ | (゜)(。). | |┌ ⊂⊃ ┐| | \___/ | / \ 0117吾輩は名無しである2016/05/29(日) 13:17:09.55 « Le monde n’est ni signifiant ni absurde. Il est, tout simplement. »
世界は意味もなければ不条理でもない。ただ単にそこに « ある » だけである。
── アラン・ロブ=グリエ Alain Robbe-Grillet 『 新しい小説のために Pour un nouveau roman 』 1963 年 0118吾輩は名無しである2016/06/01(水) 22:09:58.98 韻踏み夫 今ロブ=グリエ読んでるけど、もうこれ「ソレならイイ」や「AREA AREA」で使われてる技術が盛りだくさんで死ぬほど面白いんだけど、 般若やMACCHOがヌーボーロマン読んでるなんて口が裂けてもいえない 2016年5月30日 0119吾輩は名無しである2016/06/02(木) 23:42:52.66 「ミシェル・ビュトールと美術家たちのアーティストブック展」 http://www.fujixerox.co.jp/company/event/hanga/exhibition.html0120吾輩は名無しである2016/06/12(日) 10:49:36.51 ゆっき〜 の感想・レビュー
後のアラン・レネやロブ=グリエを彷彿とさせるが、彼らより迷宮感を感じる。 傑作。
"Meshes of the Afternoon", Maya Deren, 1943. Soundtrack by Seaming (Commissioned by BIrds Eye View) https://www.youtube.com/watch?v=YSY0TA-ttMA0121吾輩は名無しである2016/06/12(日) 11:02:47.32 コピペしかいないスレなどさっさと潰れてしまえ 0122吾輩は名無しである2016/06/12(日) 12:31:43.55 【訃報】アラン・ロブ=グリエ死去 http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1203383407/0123吾輩は名無しである2016/06/12(日) 12:43:53.26 とっくに死んでいるのに、きみは何がしたいのか。 きみはアラン・ロブ=グリエが好きなのか? 彼の作品が好きなのか? どういうところが好きなのか? もっとも見せられたのはどの作品のどういったところか? そういったことを、自分のあたまで考えて、自分の言葉で語るようにしたほうが、 スレも、板も、おもしろく、意義のあるものになる。 「2ちゃんで何を言っているんだw」と開き直るなら、 そもそも、こんなコピペの羅列などする必要さえないはずだ。 きみが求めるものは何だ? きみがしたいことは何だ? コピペでネタを提供して、活性化させているつもりか? きみの行為からは、ロブ=グリエに対する愛情も、 そして、文学に対する愛情も感じられらない。 さあ、コピペに頼るのはやめて、自分の言葉で語るのだ。 それができないのなら、立ち去ったほうがいい。 きみには、小説は、むいていない。 0124吾輩は名無しである2016/06/12(日) 12:57:58.75 Successive Slidings of Pleasure 1974 - Alain Robbe Grillet, Romantic Movies 2016 Full Movies https://www.youtube.com/watch?v=5sX6LlO8jbo0125吾輩は名無しである2016/06/12(日) 13:14:35.51 (by記憶喪失した男) 0126吾輩は名無しである2016/06/16(木) 01:26:43.06 映画は、ロブ=グリエの小説のように、患者に対する治療のように始まり、実写映像から男女の抱擁への大胆なモンタージュ、 レネが愛着を抱く(ここでは病院の)廊下の映像へと移行する。 この監督にとって廊下は、無意識や記憶へと通じるたくさんの半開きの扉を表わし、 その記憶は、視覚的な閃光や往々にして奇妙な呪文のような発話、 そしてとりわけとらえどころのないエマニュエル・リヴァと 岡田英次(フランス語がわからないまま台詞を音声として発音する)の顔と身体によって再生される。 この閃光は伝統的な語りを壊し、いっそう漠然として不透明な精神の語りを再創造する。 超自然的幻視の観点が、音声―音楽は一瞬にして変化する―と反復を通じて、徐々にあらわになる。
Le film commence comme un roman de Robbe-Grillet, très cliniquement, passant sans vergogne des images d’archives aux montages des enlacements, et aux couloirs (d’hôpitaux ici) que Resnais affectionne tant. Car un couloir, pour le réalisateur, représente une multitude de portes entrouvertes vers l’inconscient, la mémoire, reproduite par des fulgurances visuelles, une diction parfois étrange, incantatoire et surtout les visages et les corps fuyants d’Emmanuelle Riva et d’Eiji Okada (qui prononce son texte phonétiquement, ne connaissant pas le français).
La fulgurance détruit la narration classique pour recréer celle de l’esprit, plus diffuse, plus opaque. L’idée de l’apparition se développe progressivement, au fil des sons -la musique change parfois du tout au tout en une seconde-, et des répétitions.
ずいぶん前の話で恐縮だが、京都の日仏にロブ・グリエが講演にやって来たことがあった。 若かったわれわれは三人で冷やかしに(これは言葉のアヤです)行った。 講演の内容はまったく思い出せない態のものだったが、後の質疑応答の際のイザコザはよく覚えている。 (分身に聞いてみないとわからないが、というか私の知ったことではないが、この場合は、分身が講演を聞きに行ったのではないのよ)。 「五月革命の興奮覚めやらぬ頃、あなたはシュルレアリストの極左であるジャン・シュステルや モーリス・ブランショと一緒にカストロに会いにキューバへ行ったそうですが、いったい何をするつもりで行ったのですか?」 われわれが礼儀正しく(だったかどうかは覚えていないが)そう質問しただけで、ロブ・グリエは露骨に嫌な顔をして、大人気なく怒り出した。 「フランスにも君のようなゴーシストというか過激な若い連中がいるのを百も承知しているが、私はそういうのにうんざりしているんだ」 なんて失礼な奴だと思った。度量がないだけならまだかわいらしいが、 顔も表情もただの意地の悪いインテリ・フランス人の典型といった感じで、かわいくないどころかみっともなかった。 不愉快でつまらないオッサンだ。知識人じゃないのか? えっ、何かコンプレックスでもあるのか? その後、少し言い合いになったと思うが、残念ながら、 いかにロブ・グリエの作品に見るものがないかという豊穣な文学的議論を交わすことすらできなかった。 「あっ、そうですか、退屈だからもう帰るわ」と捨て台詞を残して、われわれ三人は早々に会場を引き上げた。最低限の礼儀として。 0161吾輩は名無しである2016/08/13(土) 10:56:21.09 鈴木創士って気持ち悪いおっさんだよね 0162吾輩は名無しである2016/08/14(日) 08:27:55.62 D’ailleurs personne n’aurait l’idée de louer un musicien pour avoir, de nos jours, fait du Beethoven, un peintre du Delacroix, ou un architecte d’avoir conçu une cathédrale gothique. Beaucoup de romanciers, heureusement, savent qu’il en va de même en littérature, qu’elle aussi est vivante, et que le roman depuis qu’il existe a toujours été nouveau.
Pour un nouveau roman 0163吾輩は名無しである2016/08/15(月) 13:49:29.46 消しゴムは中村訳と中条訳どっちがいいですか? 0164吾輩は名無しである2016/08/15(月) 20:06:02.61 実は私はいつも世界のあちこちで詩人諸君にこのことを言い、貧乏はおたがいだからお金などいらぬ、ぜひのせるだけのせてくれ、 という返事をいつも得ていたから、ロブグリエ氏もそんなふうに答えるだろうと勝手に決めていたのである。 しかし、ロブグリエ氏は雲のなかを歩む詩人ではなく、大地にしっかりと足をつけた小説家であった。