>>22 ブランショのそれは読んでないです。図書館で探してみます。

ヌーヴォー・ロマンの話になるとまた長くなりそうで面白そうですね。
あれってなんだったのかって話。でも、abさんごを安直にヌーヴォー・ロマン
に置くと間違えますね。だってヌーヴォー・ロマンってもう何十年も
前の外国の話だしね、メインは。現代の日本における意味を考えなくてはならない、
われわれは。

名付けないことにより、物語を効果的に進めるという極端な方法があって、その
一方で、阿部和重の「□」みたいな「烏谷青磁」とか「水垣鉄四」とかっていう
ある意味、「極端に」名付けられた登場人物が物語を進める小説もあるわけじゃないですか。
そういう文脈で、「abさんご」的なアプローチと、阿部のアプローチの対比って
いうところで、何か語れるというか、考えさせられることありますねって
思います。