>>24
そうですね、ブランショのいた時代は激動の時代でした。
60年代で、色々な政治運動の巻き起こってるさなかです。今とは活気がまったく違いますね。

…阿部ちゃんのその作品の様に、徹底的に個を強調させた、キャラが立っている登場人物が、
半ばオートマチズムのように、筆者に話を進めさせるってことも、確かにあると思います。
キャラが一人歩きするってのですよね。

こっちの方が、名詞の無い小説よりも商品化しやすいので、商業的に成功しやすいですね。
ブランショの小説は玄人受けこそするものの、一部で密かに愛されるだけで、表には出て来ません。
そういう背景がある中で、「abさんご」は何をどうシフトしてあれだけヒットしたのか、不思議です。